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アマゾン/東京・埼玉に物流センター計4拠点開設、ロボット活用も

2020年08月24日 17:10 / 経営

アマゾンは8月24日、2020年下半期、東京・埼玉に物流拠点であるフルフィルメントセンター(FC)を計4拠点開設すると発表した。

<アマゾン久喜FC>
アマゾン久喜FC

これにより、日本国内のFCは合計21拠点となる。国内の物流拠点を拡大することで、商品の品揃えの強化とより迅速な配送を図る。

また、新設する4つの物流拠点では、原則的にプラスチックを使用したパッケージや緩衝材の使用を廃止(出荷ラベル、ギフトラッピング、割れ物商品用の緩衝材を除く)するなど、地球環境保護の取り組みを進めていく。

8月26日「アマゾン久喜FC」(埼玉)、10月7日「アマゾン府中FC」(東京)、10月28日「アマゾン坂戸FC」「アマゾン上尾FC」(埼玉)を開設する予定だ。

働く人の健康に配慮したメニューを提供するカフェテリア、リラックスするための工夫が施された休憩スペースを設けるなどの心と体の健康施策を実施。最優先事項である新型コロナウイルス感染症対策として、ソーシャルディスタンスの徹底、出勤時の検温や健康状態の確認など、徹底した予防対策を既存の拠点同様に行う。

夏場には、水分補給、施設内の温度管理の徹底などの熱中症対策を実施する。

坂戸FCと上尾FCでは「Amazon Robotics(アマゾン ロボティクス)」と呼ばれる、商品棚を持ち上げて移動するロボットを導入。よりたくさんの種類の商品に対応し、効率的な出荷を目指す。

物流拠点の拡充により、アマゾンの通常販売に加え、第三者の販売者事業者が商品を販売することができるアマゾンマーケットプレイスに出品する販売事業者にも、より幅広いビジネスチャンスを提供することが可能となるという。

アマゾンジャパンのジェフ ハヤシダ社長は、「日本でAmazonのサービスが開始して20周年を迎える2020年、20拠点以上のFCから日本全国の皆様にサービスをご提供できることを大変嬉しく思います。今後もお客様により快適なオンラインショッピング体験をご提供するとともに、FCの所在する地元の皆様や自治体との連携を深め、地域社会に根差したFCづくりを目指してまいります」とコメントしている。

■アマゾン久喜FC
所在地:埼玉県久喜市上清久字桟敷1000-1
延床面積:15万1501m2
稼働開始日:2020年8月26日

■アマゾン府中FC
所在地:東京都府中市四谷5-23-62
延床面積:3万1157m2
稼働開始日:2020年10月7日

■アマゾン坂戸FC
所在地:埼玉県坂戸市西インター1丁目
延床面積:7万7795m2
稼働開始日:2020年10月28日
Amazon Robotics(アマゾン ロボティクス)導入拠点

■アマゾン上尾FC
所在地:埼玉県上尾市堤崎字前谷、中新井字前
延床面積:9万1245m2
稼働開始日:2020年10月28日
Amazon Robotic(アマゾン ロボティクス)導入拠点

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