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千趣会/JR東日本と資本業務提携

2020年09月16日 12:45 / 経営

千趣会は9月16日、JR東日本と資本業務提携すると発表した。

通信販売事業において特にECサイトの利用者の増加やそれに伴う売上高の増加及び利益率の向上に寄与するシナジー効果が期待できる提携先の探索を開始し、有力な提携先候補としてJR東日本と4月から資本業務提携の実現に向けた具体的検討を開始していた。

協業に向けた検討及び協議を重ねた結果、相互の協力関係のもと、両社がこれまでに築き上げてきたノウハウ、情報及び資産等を相互に活用し、Eコマース、会員事業及び決済事業等において両社の経営資源を融合することで、事業の拡大が可能になるとの認識で一致した。

資本業務提携を行うことが、両社の中長期的な事業の発展及び企業価値向上に資するとの判断に至り、千趣会はJR東日本との間で資本業務提携契約を締結した。

資本提携では、千趣会は、自己株式処分により、JR東日本を処分予定先として自社の普通株式5,714,200株(議決権数57,142個)、発行済株式総数に対する割合10.98%を処分する予定で、JR東日本は、処分される自己株式の全てを引き受ける予定だ。

業務提携では、千趣会及びJR東日本の相互の知見・ノウハウを活用した、千趣会とJR東日本のEC事業の強化や千趣会及びJR東日本による、JR東日本が運営するECモール(JRE MALL)向け商品の共同開発を実施する。

千趣会の商材及び共同開発商材をJRE MALLにおいて販売することやJR東日本又はJR東日本のグループ会社が運営する商業施設(駅ビル・エキナカ)の販路を活用することによる、千趣会及びJRE MALLの売上高や利用者数の増加を目指す。

千趣会のEC サイトにおけるJR東日本が発行するポイント(JRE POINT)の付与・利用や両社が発行するポイントの相互交換等を可能とすることによる千趣会の売上高及び利用者数の増加、並びにJRE POINTの会員数の増加も意図する。

また、千趣会のECサイトにおけるJR東日本のグループ会社が発行するクレジットカード(ビューカード)の加盟店化及びビューカード決済の利用促進による千趣会ECサイトの利用者数の増加、並びにJR東日本の決済事業を強化する。

さらに、相互の知見・ノウハウを活用したマーケティングの強化、及び新規事業の開発も目指す。

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