SAPジャパン/カルビーに基幹業務システム「SAP Business Suite powered by SAP HANA」導入
2016年04月18日 11:30 / 経営
- 関連キーワード
- SAP
SAPジャパンは4月18日、カルビーに基幹業務システム「SAP Business Suite powered by SAP HANA」を導入し、基幹システムを再構築した、と発表した。
カルビーは、創立60周年の2009年、さらなる発展のため、イノベーションとコスト・リダクションを経営の二本柱に据え、経営体制を一新した。
イノベーションにおいては、海外事業の拡大、新製品開発、国内シェア拡大、2009年に業務・資本提携した米国ペプシコ社との連携強化、L&A、新規事業開発の6つを柱とし、コスト・リダクションではシンプル化・標準化をテーマに新たな展開を進めている。
カルビーが10年以上にわたり活用していたSAPの基幹システムは、自社仕様のカスタマイズや5000にもおよぶアドオンプログラムが組み込まれ、非常に複雑化していた。
新たな経営理念を実現するためには、業務のシンプル化や効率化を支えるIT基盤の見直しが必要と判断し、2013年秋ごろから基幹システムの刷新を検討開始。
2014年9月にSAP Business Suite powered by SAP HANAの採用を決定した。
システムの構築は、アドオンプログラムを徹底的に減らすという方針のもと進められ、最終的に98%のアドオンプログラムを削減することができた。
また、従来は、業務に必要なさまざまなレポートの抽出にも時間を要していたが、SAP HANAをベースにしたシステムにしたことで、大幅なスピードアップを実現し、経営判断のスピード向上や徹底的な業務のシンプル化につながったという。
新システムは、2016年1月より本格稼働を開始した。
■SAPジャパン
http://go.sap.com/japan/index.html
流通ニュースでは小売・流通業界に特化した
B2B専門のニュースを平日毎朝メール配信しています。