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アカチャンホンポ／関東10店舗にピジョンの哺乳器回収ボックスを設置

2022年08月19日 10:30 ／経営

赤ちゃん本舗は8月25日～11月30日、プラスチックなどの資源の循環利用を目的として、関東10店舗のアカチャンホンポにピジョンの哺乳器回収ボックスを設置し、資源リサイクルする実証実験を行う。

＜哺乳器リサイクルのイメージ＞

日本国内のシェアが85.6％を占めるピジョンの哺乳器は､プラスチック製と耐熱ガラス製の2種類がある。哺乳器は一般的に「資源ごみ」ではなく「不燃ごみ」として扱われており、プラスチック製の哺乳びんは細かく素材別に分別して回収する仕組みがないこと、一方の耐熱ガラス製哺乳びんは特殊なガラスのため、リサイクルが進んでいないという現状だった。

今回、この哺乳器で赤ちゃん本舗とピジョン、プラスチックのリサイクルのトータルプロデュースを主に行うパンテックの3者が共働し、製品回収と資源リサイクルに取り組む実証実験を行う。アカチャンホンポの対象店舗に持ち込まれた哺乳器をピジョンが回収し､素材ごとに分別を行い、リサイクル工場へ発送する｡その後、リサイクル工場では粉砕～再生原料化され、プラスチックはプランター、パレット、食品・薬品工場ラインの配管などに、ガラスは路盤材などを製造するための原料の一部に生まれ変わる。回収した哺乳器の一部は、将来的に再生されたプラスチックやガラスをピジョン製品に活用することを目指した検証にも用いる。

＜回収ボックスと実施店舗＞

回収対象製品は、ピジョンのプラスチック製哺乳びん・耐熱ガラス製哺乳びん、乳首、フード、キャップで、ピジョン製品以外は対象外。回収ボックス設置店舗は、関東のアカチャンホンポ10店舗（アリオ葛西店、アリオ亀有店、アリオ北砂店、アリオ西新井店、アルカキット錦糸町店、ららぽーと豊洲店、アリオ柏店、テラスモール松戸店、ららぽーと柏の葉店、ららぽーとTOKYO-BAY店）。対象製品を持ち込んだ場合、ボックスに設置された「シードペーパー」を持ち帰ることができる。