23年2月の外食・中食/19年比売上2.5%減、客数7.9%減、客単価6.0%増
2023年04月06日 12:00 / 経営
外食・中食市場情報サービス「CREST」を提供するエヌピーディー・ジャパンは4月6日、外食・中食市場2023年2月の動向分析レポートを発表した。
同レポートによると、2023年2月の外食・中食市場の売り上げは2019年同月比2.5%減、客数7.9%減、客単価6.0%増だった。
売り上げ(金額市場規模)は、前月の同3.6%減より1.1ポイント、客数(食機会数)は前月の同10.0%減から2.1ポイント回復した。
2023年1月はスーパーの客数減の影響のマイナス幅が、前月の2022年12月より大きくなったが、2月はスーパー、コンビニ、ファミリーレストラン、居酒屋の客数回復が寄与したという。
また、業態別・利用形態別の2023年2月の売り上げをみると、外食・中食全体のイートインは2019年同月比15.3%減と微増だった(前月比1.1ポイント増)。テークアウト・出前は、FF+セルフカフェ(2019年同月比55%増)が引き続き好調だった。
さらに、外食業態計(レストラン計)の出前(デリバリー)売り上げをみると、2019年同月比でプラス成長が続いている。デリバリー増加のピークは2020年5月の204%増で、その後も2ケタ増となっている。2023年2月は145%増だったが、前年同月比では2%減と微減にとどまった。
同社では「2023年3月13日以降、マスク着用は個人の判断に委ねられ、消費者の行動は、より活発になり、日常へ戻ると考えられ、外食利用の回復を後押しすることが考えられます。イートインの回復が進むものの、テークアウトも穏やかに成長、デリバリーも前年割れは続いても、急減はしないと見込まれます」としている。
■問い合わせ先
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担当:東(あずま)さやか
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