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ファミリーレストラン/2月既存店すかいらーく38.8%増、サイゼリヤ33.7%増

2023年03月20日 13:34 / 月次

ファミリーレストラン主要5社が発表した2月の月次営業情報によると、既存店売上高はすかいらーく38.8%増、サイゼリヤ33.7%増、セブン&アイ・フードシステムズ(デニーズ)33.2%増、ジョイフル80.8%増、ロイヤルホスト39.2%増となった。

客数は、すかいらーく20.9%増、サイゼリヤ30.9%増、セブン&アイ・フードシステムズ31.6%増、ジョイフル64.6%増、ロイヤルホスト39.3%増だった。

客単価は、すかいらーく14.8%増、サイゼリヤ2.1%増、セブン&アイ・フードシステムズ1.2%増、ジョイフル9.0%増、ロイヤルホスト0.1%減となっている。

社名 既存店売上高前年同月比 全店売上高前年同月比
すかいらーく 38.8%増 35.1%増
サイゼリヤ 33.7%増 34.1%増
デニーズ 33.2%増 31.1%増
ジョイフル 80.8%増 79.5%増
ロイヤルホスト 39.2%増

■すかいらーくホールディングス(2022年12月期:売上高3037億円)
既存店売上高38.8%増、客数20.9%増、客単価14.8%増。全店売上高35.1%増。

2019年比既存店売上高8.1%減。

2月も1月の売上トレンドをキープし、業績予想通り推移。時間帯別は、20時以降の売上が徐々に戻りつつあるという。地域別では、東北、中部、九州エリアの戻りが相対的に弱い。

ガストは、価格敏感層に向けて人気メニューがワンコインになるアプリクーポンキャンペーンを実施。クーポンの回収率が高く、客数増に貢献した。物価高騰の影響が大きい地方での売上対策として、九州で500円ランチ実験を開始。このほか、低価格の宅配専用メニューを導入し、売上が増加している。

ジョナサン・夢庵などでは、購入金額に応じてもらえる小皿プレゼントキャンペーンを実施。客単価増、来店頻度増に貢献した。

新店のジョナサン秋葉原駅前店、ガスト新宿西口エルタワー店はいずれも非常に好調のほか、2月1日に飲茶を楽しめる新ブランド・飲茶TERRACE「桃菜」が東京都町田市鶴川に既存店舗の業態転換で開店。オープン景気も含むが2019年比で客数が約2倍、売上が約3倍と大変好調だ。

2023年2月度はリモデル8店。グループ計2980店舗。リモデル8店の単月効果は6.7%。

■サイゼリヤ(2022年8月期:売上高1442億円)
既存店売上高33.7%増、客数30.9%増、客単価2.1%増。店舗数1037店。

全店売上高34.1%増、客数31.5%増、客単価2.0%増。店舗数1067店。

休業2店、閉店8店だった。

「テークアウト客数=テークアウト売上高÷イートイン平均客単価」に基づき算出した客数を、テークアウトによる客数として加味している。

■セブン&アイ・フードシステムズ(2022年2月期:売上高447億円)
デニーズ
既存店売上高33.2%増、客数31.6%増、客単価1.2%増。

全店売上高31.1%増。

■ジョイフル(2022年6月期:売上高466億円)
既存店売上高80.8%増、客数65.8%増、客単価9.0%増。

全店売上高79.5%増、客数64.6%増、客単価9.0%増。

出退店0、店舗数合計564店。

■ロイヤルホールディングス(2022年12月期:外食事業535億円)
ロイヤルホスト
既存店売上高39.2%増、客数39.3%増、客単価0.1%減。

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