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Uber Eats×伊藤忠/加盟店向けにサステナブル素材の包材販売開始

2023年06月09日 11:11 / 経営

Uber Eats Japanと伊藤忠商事、Belong(伊藤忠商事の100%出資会社)は6月8日、サステナビリティ推進における包括的業務提携契約の締結を発表した。同日、Uber Eatsの加盟店向けに、新たにポータルサイトをオープン。サステナブル素材を利用した容器包装の販売も開始した。

Uberでは、2040年までにモビリティ事業で配車される全ての車両をゼロエミッション化する目標を2020年に発表したが、今回、デリバリー事業でも始めてサステナブル目標を発表。2030年までに、世界中のUber Eats上で配達される全ての注文で、使い捨てプラスチックの容器包装をリサイクル素材、堆肥化する素材、またはリユース素材に転換する。さらに、アジア太平洋地域および英国・欧州地域では、2025年までに全注文の80%で達成することを目指す。

Uber Eats Japanは、日本市場で伊藤忠商事およびBelongとの包括的業務提携に基づき、加盟店へのサステナブル容器包装などの提供を後押しする。今回、加盟店がサステナブルな選択肢にワンストップでアクセスできるポータルサイトをBelongが立ち上げ、運営を開始。そこでは、伊藤忠グループ各会社や業務提携パートナーが取り扱う環境配慮素材によって作られたフードデリバリー向け梱包材や店舗向け業務用資材がUber Eats加盟店向けに提供される。

現在、ビニール袋などの包装を代替するペーパーバッグをポータルサイト上で発売しているが、今後は、トレーや食品用包装紙、ドリンクカップを含むさまざまなサステナブル容器包装を順次、発売していく。Uber Eatsでは、WWF(世界自然保護基金)監修のもと、サステナブル容器包装の調達ガイドラインを現在策定しており、ガイドラインに則った商品がポータルサイト上で取り扱われる。さらに、Uber Eatsが2022年にBelongと構築した中古タブレット再利用プログラムもポータルサイト上で集約化され、中古タブレットの調達も行えるようになる予定だ。Uber Eats加盟店にとって、サステナブルな調達がこれまで以上に容易になるという。

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