三菱食品/トラックの空きスペースをシェア、納品代行・チャーター便も
2023年09月05日 09:56 / 経営
三菱食品は9月5日、三菱食品を中核としたトラック輸送ネットワークの空きスペースをシェアリングする物流サービス「trucXing(トラクシング)」を本格開始すると発表した。
2024年4月、ドライバーの時間外労働の上限が年間960時間に規制され、人手不足による物流クライシスが懸念される「2024年問題」が迫っている。
人手不足への対応、CO2排出量の削減などサステナビリティの実現に向けて、同社は輸配送データを蓄積・活用することで、積載率の向上、車両効率の最適化に向けた取り組みを進めている。その一環として、「トラクシング」は従来取り扱いが困難とされてきたトラックの空きスペースを、運送事業者との相互協力により有効活用するもの。
三菱食品を中核としたトラック輸送ネットワークの空きスペースをシェアリングすることで、メーカーの課題解決をサポートする。昨年度、パレット単位の納品業務を利用運送の形態で代行する「余積シェアリングサービス」として、関東圏でスモールスタートした。
また、現在、運送事業者との相互協力により、複数の納品業務を代行している。本年度からは、チャーター便をサービスメニューに加え、対象エリアも順次拡大中だという。
■trucXing
https://www.trucxing.com/
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