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奥白馬高原開発/特別清算開始、負債48億2500万円

2024年01月09日 10:44 / 経営

帝国データバンクによると、奥白馬高原開発(資本金1000万円、東京都中央区)は、2023年12月21日に東京地裁より特別清算開始命令を受けた。

同社は、1970年10月に設立。長野県北安曇郡にある「ホテルグリーンプラザ白馬」を主体としたリゾート施設の運営を行っていた。「ホテルグリーンプラザ白馬」は大自然に囲まれた高原リゾートホテルで収容人員1674名・総客室数257室を有する白馬エリア最大規模の施設として人気を集め、2003年3月期には年収入高約24億3000万円を計上している。

しかし、2020年以降は新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け、休業を余儀なくされたことに加え、修学旅行などの団体需要が大きく落ち込み、2022年3月期には年収入高が約10億4000万円にダウン。この間、赤字決算が続くなど財務内容も債務超過となっていたという。

その後も経営改善が進まず、2022年11月に運営していた事業を別会社に譲渡し、2023年9月30日に株主総会の決議により解散していた。

負債は、約48億2500万円。なお、同社が運営していたホテルは別会社が運営を継続している。

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