F&LC/人に関連する課題解決で「人権方針」策定
2024年01月29日 11:30 / 経営
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あきんどスシローなどを展開するFOOD&LIFE COMPANIES(F&LC)は1月25日、事業活動において人権を尊重する責任をふまえ、人権方針を策定したと発表した。
グループは、サステナブルな社会と企業の成長を目指している。「変えよう、毎日の美味しさを。広めよう、世界に喜びを。」というVISIONに基づき、事業を通じて社会課題を解決することが、持続的成長につながると考えている。
現在、重要な課題として、水産資源や農産物等の持続可能性だけでなく、「人」に関連する課題がある。そこで、人財の活躍やD&Iの取り組みの推進のほか、幅広いステークホルダー(従業員、顧客、地域コミュニティ、サプライヤー・取引先)の人権の尊重に取り組む。
グループとして、「国際人権章典」「労働における基本原則及び権利に関するILO宣言」を支持・尊重する。人権方針は、「国連グローバルコンパクトの10原則」を参照し、「国連ビジネスと人権に関する指導原則」に基づき策定した。
人権方針は、海外を含むグループ会社の役員、嘱託、パート社員、期間を定めて雇用される社員、派遣社員を含む従業員に適用する。また、グループの取引先に対し、人権の尊重に努めてもらうように働きかけをする。
方針の推進には、代表取締役社長CEOを委員長とするサステナビリティ推進委員会が各部門と連携を図りながら、取り組みの推進や実施状況の確認をする。また、その内容は、サステナビリティ推進委員会から取締役会へ定期的に報告する。
人権尊重の責任を果たすため、「国連ビジネスと人権に関する指導原則」に基づき、人権デュー・ディリジェンスの仕組みを構築し、人権が尊重されない状態を防止また軽減することに努める。
グループが人権に対し負の影響を引き起こした、もしくは助長したことが明らかになった際には、適切な手段を通じてその是正に取り組む。また、国際基準に則った苦情処理メカニズムの整備を進める。
また、役職員が本方針及び調達基本方針を理解し、納得し、実行するための教育や啓発活動を実施。取引先に対しても、人権方針の啓発活動を進める。さらに、人権に対する潜在的な負の影響をあらかじめ把握し、また顕在化した課題に対して救済の実現に向けた取り組みを進めるため、ステークホルダーとの対話の機会を設ける。
そのほか、方針の遵守状況を継続的にモニタリングし、グループのホームページなどを通して開示する。なお、人権方針は、外部の専門家の助言を得て策定し、1月25日に取締役会で承認・決議された。
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