ノースポート・モール/横浜市内の学校で発電した再エネ電力を導入
2024年04月01日 13:40 / 経営
東急不動産と同社100%出資子会社のリエネは4月1日、東急不動産SCマネジメントが運営管理する商業施設「ノースポート・モール(横浜市都筑区)」に、横浜市内の学校の屋上に設置した太陽光発電所などで発電した再生可能エネルギー電力を導入すると発表した。
再エネ発電所の敷地の外に再エネ電気を運び、使用するオフサイト型コーポレートPPA(以下:オフサイトPPA)スキームを活用したもの。
東急不動産は、2023年2月3日に横浜市立の小中学校・高等学校・特別支援学校53校を対象とした、PPAによる太陽光発電所の導入事業実施事業者として選定された。
対象校の屋上太陽光発電所で発電された電力は学校で使用し、学校が休みとなる休日などの再エネ電力を、リエネを通じて「ノースポート・モール」へ供給、活用する。これにより、横浜市内で生まれた再エネ電力を横浜市内で有効利用することで、2050年までに脱炭素化を目指す横浜市の「都市型地産地消モデル」を実現していく。
また、横浜市の学校に加えて、東急不動産が保有する物流施設の屋上太陽光発電所も電力を提供している。これにより、横浜市内の地産地消だけでなく、自社物流施設屋根上発電所の余剰再エネ電力の有効活用につながり、ノースポート・モールの使用電力量の一部を「生の再エネ電力」にできる。
オフサイトPPAの対象となる発電所は、横浜市立の学校屋根上発電所(定格容量合計約1500kW)、物流施設屋根上発電所(リエネ LOGI’Q 柏沼南太陽光発電所など、定格容量合計約2294kW)。
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