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パルコ/韓国の現代百貨店と戦略的協業、ポップアップストア開催

2024年04月12日 11:57 / 経営

パルコは4月12日、韓国の現代百貨店と戦略的協業に関する基本合意を締結したと発表した。

<現代百貨店と戦略的協業>
現代百貨店と戦略的協業
※左からHyundai Department Store Co., ltd.ジョン・ジヨン代表取締役、パルコ川瀬賢二社長

これにより、韓国ファッションブランドやエンターテインメントなどKコンテンツを日本で展開。加えて、これを足掛かりに将来的に日本のファッションやカルチャーをアジアのトレンド発信地・ソウルを通じてアジアへ、世界へ発信することを目指す。

また、5月10日~7月28日、韓国ファッションブランドのPOPUPイベントを渋谷PARCOにて開催する。そのほか主要都市のPARCOでも実施する。

5月には、渋谷PARCOにてパク・ソジュンがアンバサダーを務めたことで話題沸騰中の韓国ブランド「NOICE」を皮切りに、韓国のトレンドに敏感な若者から支持を集める「EMIS」、昨年10月に渋谷PARCOでPOPUPを行い話題となった「Matin Kim」、2人の女性デザイナーが手掛ける韓国発レディストリートブランド「MSCHF」など、11ブランドが単独ポップアップショップとしてオープンする。

3階は「THE HYUNDAI×PARCO Limited Store with NUGU」がスタート、9ブランドが週替わりで登場する。日本のMZ世代をターゲットにするオンラインプラットフォーム「NUGU(ヌグ)」を運営するMedicarelabsが現代百貨店と協業し、同企画の運営を担当する。

渋谷PARCOは、ミレニアル世代とZ世代(=MZ世代)がメイン客層となる。彼らは、生まれながらにしてインターネットに触れ、国境を越えた価値を共有できる世代。現代百貨店は、韓国でこのMZ世代へのアプローチに注力している。2021年2月にオープンした「THE HYUNDAI SEOUL」(ザ・ヒュンダイ ソウル)は、一部では“韓国の渋谷PARCO”と呼ばれるほど渋谷PARCOと同じく、ラグジュアリーブランドと、次世代の若きトレンドブランドの共存、カフェやエンターテインメントなどが融合している店舗だという。

今回の基本合意締結により、日本への韓国コンテンツやカルチャー展開はもちろん、将来的には渋谷PARCOおよびパルコのエンターテインメント事業を軸に、韓国マーケットに向け、渋谷PARCOを基点に開発するトーキョーカルチャーや日本発のコンテンツを韓国で展開することも検討したい考え。

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