賃上げ2025/UAゼンセン、赤澤 賃金向上担当大臣に賃上げに向けた環境整備要請
2025年02月14日 11:42 / 経営
UAゼンセンは2月13日、赤澤亮正 内閣府特命担当大臣に面会し、物価上昇を安定的に上回る賃金引き上げの実現に向けて、加盟組合1614組織の署名(183万1471人分)を手渡し、政府による環境整備を求める要請を行った。
2023年、2024年と高い賃上げが続いているが、物価上昇により、実質賃金のマイナスが続いている。また、労働者の7割を占める中小企業と大手企業では賃上げの格差も生じている。
UAゼンセンは、2025年の春闘において正社員組合員6%、パートタイマーなど短時間組合員の時給80円・7%基準の賃上げを目標に掲げた。
格差是正、実質賃金の上昇を定着させるために、労務費などの適切な価格転嫁、医療・介護・障害福祉・保育分野等の賃上げに向けた支援策の強化、各種助成金の制度拡充・利用促進などの環境整備を要請した。
UAゼンセンは、繊維・化学や流通・サービスなどの産業別労働組合。加盟組合約2200組織のうち、組合員300人未満の中小労組が7割を占める(組合員189万8966人。正社員73万7845人、短時間116万1121人、2024年9月現在)。
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