JR東海グループの東京ステーション開発は11月22日、東京駅八重洲側の地下1階商業施設「東京駅一番街」に、新テーマゾーン「にっぽん、グルメ街道」をオープンする。
北海道から九州までの全国各地の地域グルメの専門店を集積した飲食店街。営業時間は10時~23時。
今回は第1期開業として、いずれも新業態で、立ち食い寿司「函館立喰い寿司 函太郎」、シウマイBAR(バル)「横浜 崎陽軒 シウマイBAR(バル)」、天丼・海鮮丼「富山 白えび亭東京駅店」の3店を新規オープンする。
先行オープしている「仙台 牛タン炭火焼 杜」と合わせて、4店で展開する。
2017年3月には、第2期開業として、お好み焼き「広島 電光石火」、明太子「博多かねふく ふく竹」、黒豚とんかつ「鹿児島 黒かつ亭」、干物・地酒「(仮称)諸国ご当地グルメ」の4店をオープンする予定だ。
店舗面積は第1期の4店合計で220.5m2、第2期の4店合計で418.7m2、合計639.2m2で、8店の飲食店街を構成する。
同社は、「全国から人が集まる東京駅で、東京にいながら、あたかも旅行をしたかのように、本物の地域の味を味わえる店舗を集積した。これまでは、単なる飲食店街だったが、テーマ性を持たせたことで、個店ではなく施設全体で話題を提供し、集客力を高めたい」という。
「富山 白えび亭」は、富山湾で水揚げされる白えびを使った天丼が看板料理の店舗。白えび天丼(税込1480円)、白えび、ブリ、ほたるいかを使用した、富山スペシャル天丼(1680円)、白えび刺身丼(2480円)などを販売する。
店舗面積は約60m2、客席数は24席で、営業時間が23時までと深夜におよぶため、富山の地酒も提供する。平均客単価は1800円を想定する。
「横浜 崎陽軒 シウマイBAR(バル)」は、明治41年創業の崎陽軒が展開する、新業態のシウマイ専門店。シウマイ専門の飲食店は初出店で、店舗面積は約60m2、客席数は18席を用意した。
東京駅限定メニューとして、昔ながらのシウマイ、特製シウマイ、黒豚シウマイ、えびシウマイ、かにシウマイ、季節のシウマイを盛り合わせた「シウマイ全種盛り」(800円)などを提供する。
ランチメニューでは、シウマイ食べ比べ膳(980円)、シウマイカリー(880円)、横浜チャーハン膳(880円)、蟹と帆立のあんかけ炒飯(1180円)、五目あんかけ麺(980円)を展開。
アルコールも提供し、平均客単価はランチ1000円、ディナー2500円を想定する。
「函館 立喰い寿司 函太郎」は、北海道を中心に展開している回転寿司店の新業態。店舗面積は53.5m2で、14人程度の客席を配置。
函館から直送の魚介類など、旬のネタを全国からそろえ、手ごろな価格で提供する。平均客単価は1700円~1800円程度を想定する。
■にっぽん、グルメ街道
http://www.tokyoeki-1bangai.co.jp/
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