中食市場/販売チャネルではコンビニが好調
2017年09月13日 18:30 / トピックス
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- 矢野経済研究所
矢野経済研究所の「2017年版 惣菜(中食)市場の実態と将来展望」によると、2016年度の惣菜(中食)市場規模は前年度比1.3%増の8兆5758億円と堅調に推移している。
2016 年度の販売チャネル別では、日常生活により身近なコンビニエンスストア、量販店、惣菜専門店が好調。なかでもコンビニエンスストアは、店内調理の拡充による出来立て惣菜の強化やカウンターコーヒーの提供による新規利用客の開拓やついで買い、またイートインスペースを設置した店舗拡大が奏功している。
商品別にみると、2016年度は和風惣菜や日常食として一般化した中華総菜などが人気だった。食の安全・安心や健康に配慮し、味付けや栄養バランス、保存料や合成着色料の不使用、素材へのこだわりなど、消費者需要を受けた商品に安定した需要がみられた。
2017年度の惣菜(中食)市場規模は、前年度比1.1%増の8兆6719億円と安定成長を予測している。長期的には少子高齢化の影響を受けるものの、単身・共働き世帯の増加に伴い、家庭内調理時間の省力化や個食需要などが見込まれることから、今後も惣菜(中食)の利用機会は拡大するとみている。
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