東急ストア/惣菜・グロサリー特化の新業態プレッセ デリマーケット
2018年09月05日 16:30 / 店舗レポート
東急ストア/渋谷に惣菜・グロサリー特化の新業態「プレッセ デリマーケット」
東急ストアは9月13日、旧東横線渋谷駅跡地に開業する複合施設「渋谷ストリーム」に、デリカを中心に展開する狭小店舗のグローサラント型新業態「プレッセ シブヤ デリマーケット 」をオープンする。
従来型スーパーマーケットとは異なり、生鮮食品は取り扱わず、デリカの対面販売を中心に、お酒・ドリンク・デザート・菓子などの即食商品に特化した品ぞろえの実験店舗。
店舗面積は165m2、取扱アイテム数は1250SKUで、コンビニよりも商品を絞り込んだ。目標年商は3億7000万円。
営業本部副本部長兼商品統括室長の山形美憲常務執行役員は、「高齢化が進む中で惣菜を中心に即食商品に特化した業態を考えていた。香港にシティスーパーというデリカに特化した業態があり日本でもいけると考えた。成城石井でもカルディコーヒーファームでもない、新たな専門店の形を確立したい」と語る。
渋谷への来街者や訪日観光客、訪日観光客、館内・周辺オフィスで働く人をターゲットに、時間帯に合った食シーンを提供する。
対面販売コーナーでは、お客に好みのデリ商品を選んでもらい、オリジナルの組み合わせで弁当を作れる「プレッセデリボックス」を展開する。
旬の食材、和洋中、野菜のおひたし・マリネ・サラダなどのデリを、主食1種・主菜2種・副菜1種税込1058円、主食1種・主菜1種・副菜2種で842円で販売する。
サラダコーナー「サニーボウルズ」は11時~15時限定で、「彩り野菜」「雑穀」「デリ・トッピング」などを提供する。ベース+トッピング+ドレッシングを組み合わせて、オリジナルのサラダが作れる。
サニーレタス・グリーンリーフ・ケールのサラダベースに、好みのトッピング6種類をのせ、好みのドレッシングを選ぶカスタムサラダ648円を提供。
時間のない人のために、チキンのヴィオレットビネガーサラダ、スモークサーモンのバターミルクサラダ、フルティカトマトとベジタブルのジェノバサラダ、パストラミビーフのサラダ、シュリンプのコリアンダーサラダ、生ハムのフルーティードレサラダ、ラタトゥイユのサラダ、スパイシーチリコンカンのサラダの8種類を各648円で販売する。
15時~21時は、お客の好みのトッピングをのせたオリジナルピザを、注文を受けてから、400℃のピザ窯で一気に焼き上げる「マイセレクトピザ」(734円)を提供する。
プレッセデリボックス、サニーボウルズは、注文を受けてから商品を盛り付けるオペレーションを採用しているが、舞セレクトピザは、注文を受けてからピザを焼き上げるオペレーションとなっている。
ベース生地は、もちもち食感のナポリ生地・トマトソース・コーダとモッツァレラを使ったシュレッドチーズで、スイートコーン、ほうれん草、サラミ、ロースハム、キューブベーコンなど12種類のトッピングから3種類を選べる。
定番メニューとして、マルゲリータ、ビスマルク、クワトロフォルマッジォ、ミックスミート、シーフードバジル、季節のピザ(かぼちゃ)の6種類を各734円で提供する。
おにぎり・主菜・副菜を組み合わせるだけで、お客のその日の気分や体調に合わせて、バランスの良い食事が実現できるコーナー「一汁三菜キッチン」も用意している。
主菜1品、副菜2品、主食1品、汁物(フリーズドライ商品)をセットで購入すると950円となる。自分で好みの組み合わせを作ることができ、主菜、副菜などそれぞれの単品も販売もあり、組み合わせの自由度を高めた。
イートインスペースでは、店内のできたて商品や、夕方、休日のちょい飲みにも対応し、サーバーを使用したクラフトビールも楽しめる。
樽生クラフトビールは、キリンビールが2018年3月14日から、全国展開をスタートした樽生クラフトサービス「タップ・マルシェ」を導入した。
4種類のクラフトビールを各540円均一で販売、4種飲み比べセットも1080円で提供する。樽生クラフトビールは、3種類は定番メニューとして、1種類をシーズンメニューとする予定で、1~2カ月を目途にシーズンビールを入れ替える予定だ。
クラフトビールは、話題の国産クラフトビールや世界各国のビールを約50種類取りそろえた。ちょい呑み需要に対応するだけでなく、観光客のちょっとした休憩の一杯など多様なニーズに対応する。
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