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コンビニ/8月既存店セブン2.0%増、ファミマ0.9%増、ローソン0.2%増

2018年09月10日 17:50 / 月次

コンビニエンスストア各社が発表した8月の営業実績によると、既存店売上高はセブン-イレブンのみ前年同月比2.0%増、ファミリーマート0.9%増、ローソン0.2%増とプラス、ミニストップは1.6%減とダウンした。

客数は、セブン-イレブン0.0%、ファミリーマート0.9%増、ローソン1.3%減、ミニストップ0.6%減だった。

客単価は、セブン-イレブン2.0%増、ファミリーマート0.0%、ローソン1.5%増、ミニストップ0.4%増となった。

<ファミリーマート店舗イメージ>
ファミリーマート

■セブン-イレブン(2018年2月期:チェーン全店売上高4兆6780億8300万円)
既存店売上高は、前年同月比2.0%増、客数0.0%、客単価2.0%増。

チェーン全店売上高5.3%増、店舗数は2万596店。

客単価は、2015年4月以降、41か月連続の増加となった。

■ファミリーマート(2018年2月期:チェーン全店売上高3兆160億6400万円)
既存店日商0.9%増、客数0.9%増、客単価0.0%。全店売上高(ファミリーマート・サークルK・サンクス合計)0.3%減。

ファミリーマート(プロパー)の国内店舗数は、出店45店、ブランド転換115店、閉店48店で、純増は112店、月末店舗数は1万5581店だった。

8月は主力カテゴリーであるおむすび、調理麺、惣菜が牽引し、中食全体が前年クリアするとともに、飲料やアイスクリームも好調に推移した。

また、「炭火焼きとり」や「中華まん」の大々的なリニューアルに伴い、テレビCMなどの販促を強化したことが集客にもつながり、客数も前年比プラスとなった。

タバコは概ね前年並みで推移した。

また、8月で全国10県の「サークルK」「サンクス」店舗が営業を終了するなど、ビルド&スクラップ店も含めたブランド転換店舗数は累計で約4700店となり、統合完了まで残りわずかとなった。

■ローソン(2018年2月期:チェーン全店売上高2兆2836億2100万円)
既存店売上高0.2%増、客数1.3%減、客単価1.5%増で、平均日販は55万8000円。全店売上高は4.4%増の2317億5400万円、客数835人、客単価669円。

8月のローソングループ国内総店舗数は、出店87店、閉店36店、純増51店で1万4340店。うちナチュラルローソンが141店、ローソンストア100が794店。

ローソンストア100は、既存店売上高0.3%減、客数2.1%減、客単価1.8%増となった。5店を出店、2店を閉店、合計794店。

米飯カテゴリーにつきましては、おにぎりの売上が引き続き好調に推移したことなどにより、前年を大きく上回った。

8月は、パスタのリニューアルが功を奏したほか、気温が高かったことから冷し麺の売上が引き続き伸長したことなどにより、調理麺カテゴリーの売上は前年を上回った。

アイスクリームカテゴリーの売上は、「UchiCafe初摘みペパーミント香るチョコミントワッフルコーン」などオリジナル商品が好評だったことなどにより、前年を大きく上回った。

ソフトドリンクカテゴリーの売上は、気温が高く晴天が続いたことにより、冷凍飲料含めソフトドリンクの販売が好調だったことなどから、前年を上回った。

日配食品や冷凍食品の売上は、主に生活全般のニーズに対応する品揃えを継続的に強化していることにより、前年を上回った。

たばこについては、既存店売上高前年比をやや押し下げる要因となっている。

■ミニストップ(2018年2月期:チェーン全店売上高3414億3500万円)
既存店1店1日当たり売上高は0.1%減の45万1000円、客数0.6%減(812人)、客単価0.4%増(555円)。全店1店1日当たり売上高は0.0%の44万8000円。

出店5店、閉店4店、期末店舗数は2239店(内れこっず4店、cisca4店)。

CVS部門では、夏休みの行楽時期に向け、「人気のおにぎり5品100円セール」の実施や、野菜をバランス良く摂れるお弁当3品、幅広いお客さまに支持されている焼肉チェーン「牛角」監修商品を発売したことにより、弁当類の分類で昨年を上回った。

他にも、サラダ、冷凍食品、アイスクリームの分類が昨年を上回った。

一方で、たばこ、雑誌・新聞などが前年を下回ったことで、CVS部門全体では前年を下回った。

FF部門では、夏の暑さを和らげる涼やかな見た目の新商品「雪梨パフェ」のTVCMを放映。7月にTVCMを放映したハロハロ果実氷2品の販売が引き続き好調を維持したことにより、コールドデザートで昨年を上回った。

他にも、串もの、ポテトの分類が昨年を上回った。

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