マクドナルド/手丸めバンズの製法で一部工程を省略しお詫び
2018年12月03日 10:00 / 経営
日本マクドナルドは11月30日、過去に販売した「グラン」シリーズの「グラン クラブハウス」「グラン ベーコンチーズ」「グラン てりやき」「グラン ガーリックペッパー」「大阪ビーフカツバーガー」に使用する一部のバンズに、製品仕様書どおりの手順で作られていなかったことを確認したと発表した。
自社の自主監査により一部のバンズ製造委託工場で製品仕様書どおりの手順で作られていなかったことが確認されたもの。
省かれた作業手順は、バンズの高さと見た目の手作り感に関わるものですが、商品の安全性に影響を与えるものではない。
「グラン」シリーズなどに使用されているバンズは、原料の受け入れ後、生地のまるめ、麩切り、発酵など、22の工程を経て製造され、出荷される。
しかし今回、自主監査により、この工程のひとつである「手丸め成型」が、一部のバンズ製造委託工場で行われていなかったことが判明した。
現在、販売している「グラン」シリーズのバンズは全てのバンズ工場におきまして、正しい製法で製造されていることを確認しているという。
今後、日本マクドナルドでは、バンズ製造委託工場と協力し、新たな取り組みを追加で実施し、一層の製造工程の管理強化に努める。
新たな取り組みとして、マクドナルドからの、バンズ製造委託会社の工場への監査回数を2倍に増加させ、バンズ製造ラインの全従業員に対して、製品規格や製造方法に関する再教育を徹底する。
全てのバンズ製造委託会社の工場にビデオカメラを設置して、手順などが確認できるようにするという。
流通ニュースでは小売・流通業界に特化した
B2B専門のニュースを平日毎朝メール配信しています。