三菱地所/みなとみらいで商業施設の購買行動見える化する実証実験
2019年01月16日 16:50 / IT・システム
三菱地所は1月18日~3月31日、横浜のみなとみらいエリアで同社グループが運営する商業施設(マークイズみなとみらい、ランドマークプラザ、スカイビル)で、各施設内・施設間における顧客の行動データと購買データの収集・分析による効果的な集客・販促施策の実施を目的とした実証実験を行う。
unerry(ウネリー)が提供する、施設来訪者の行動データプラットフォーム「Beacon Bank」を活用して顧客の購買行動を見える化して分析し、顧客満足度を高める効果的な集客・販促施策の実施を目指す。
商業施設ではチラシ配布やポスターといった紙媒体での集客・販促施策が多く、こうした集客活動の成果を「売上」や「入館者数」などで捉えている。
しかし、それだけでは顧客の来館までの経路や施設内における回遊状況、購買に至る迄の様子を把握し分析することが難しかった。
今回の実証実験では、対象施設の共用部や店舗内(208店舗)に、ビーコン端末を約400個設置。
実験に併せて開発したアプリ「みなとみらいスタンプラリーアプリ」をダウンロードした顧客が、このビーコン端末の電波圏内に入るとシステム上で検知され、「Beacon Bank」を用いた来館・来店情報などの行動データの分析が可能になる。
さらに、同アプリと商業施設内で利用できるポイントカード「みなとみらいポイントカード(三菱地所グループ CARD みなとみらいポイントカード一体型含む)」を連携することで、行動データに購買データを紐づけた分析も可能となる。
今回のり組みにより、顧客の行動特性や商業施設内の回遊ルート、商業施設間の買い回り動向を把握でき、効果的な集客施策・施設運営に役立てる。
さらに、検出された来館・来店情報をもとに、顧客の嗜好にあった最適なクーポンやお知らせなどを「みなとみらいスタンプラリーアプリ」を通じてプッシュ通知することで、よりきめ細かな顧客コミュニケーションを実現する。
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