JR東日本、日本郵便/エキュート立川にシェアオフィス、金融窓口、カフェの複合ゾーン
2019年05月10日 15:30 / 店舗
JR東日本、日本郵便は5月10日、東京都立川市のJR立川駅直結の商業施設「エキュート立川」3階に、シェアオフィスと金融相談窓口を併設した複合施設「JJ+T(ジェイジェイプラスティー)」をオープンした。
2018年6月に締結した「日本郵便とJR東日本の地域・社会の活性化に関する協定」に基づき、両社の経営資源を生かして地域活性化を図る一環。
今回は、エキュート立川に出店している「タリーズコーヒー エキュート立川店」にシェアオフィスとJP金融ラボを併設することで、駅利用者や地域住民にとって利便性の高いサービスを提供する。
フロアコンセプトは、「くらしのアイダをつなぐ場所」で、地域ニーズにあった異なるサービスをワンストップで提供することで、地域のコミュニティづくりに貢献する。
JP金融ラボは、日本郵便初の投資信託や生命保険などの金融相談に特化した施設。
ゆうちょ銀行と郵便局の業務は行わないが、ATMを設け、郵送物の受け取りができる「はこぽす」を設置したことで、利用者の利便性を高めた。
営業時間は平日10時~21時、土日祝10時~20時で、帰宅時間や休日に金融相談をしたいニーズに対応する。
人生のライフステージごとに、教育、住宅、老後といった世代別の資金需要がある中で、幅広い年代の人々が利用する駅に、相談窓口を設けることで、お客の利便性を拡大したいという。
JP金融ラボの利用者には、隣接するタリーズコーヒーを提供する。
金融相談は、1時間以上かかることが多いため、ゆっくりとコーヒーを飲みながら、くつろいだ空間で接客品質の向上を図りたいという。
シェアオフィスは、JR東日本が2018年11月から実験的に開始した「STATION WORK」事業の一環。
社会課題になっている働き方改革・生産性向上のサポートを目的として、2018年11月28日~2019年2月20日、東京駅、新宿駅、品川駅で実験展開していた。
今回は、オフィスワーカーだけでなく、近隣住民の利用も見込める郊外の主要駅での実験で、利用ニーズや運営方法などを検証する。
1人用個室ブース3台、2人用個室ブース2台を設置。2019年夏の正式サービス開始までは、無料で利用できる。
利用には会員登録が必要で、予約1回あたり、15分単位で最大60分までの利用ができる。
夏まで実証実験を行い、今後は個人・法人向けには重量課金制、法人には個室型の固定賃料で、サービスを提供する予定だ。
2020年度には、首都圏の中核駅の30カ所に「STATION WORK」を設置する計画だ。
タリーズコーヒーは、JJ+Tに参加することで、シェアオフィスやJP金融ラボを利用する人の来店が期待でき、これまでタリーズコーヒーを利用したことない新規顧客の獲得につなげたいという。
JR東日本と日本郵便は、今後のJJ+の展開は未定だが、これからも両社の経営資源を生かして、地域のニーズにあったサービスを組み合わせた連携を検討したいという。
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