日本フードサービス協会/8月の外食産業売上2カ月ぶりに増
2019年09月25日 10:50 / 月次
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日本フードサービス協会が発表した外食産業市場動向調査によると、外食産業の8月度売上状況は、前年同月比3.4%増と2カ月ぶりに前年を上回った。
8月は、台風の上陸や集中豪雨もあったが、土日祝日の合計が前年より2日多い曜日周りと、梅雨寒の前月から一転、気温が上昇したことから、ファーストフードなどを中心に客足堅調となった。季節メニューの投入や、メニュー価格の改訂で客単価も上昇傾向が続いている。
ファーストフードは、5.1%増と前年を上回った。「洋風」は、引き続きお得なランチ商品や期間限定商品の好調に加え、スパイスの効いたメニューで新規顧客を獲得、客数・客単価ともに上昇、4.5%増となった。
「和風」は、子供を対象にした割引キャンペーンが夏休みのファミリー需要を捉え集客好調、客単価も上昇し6.3%増、「麺類」は、引き続き期間限定商品が好調で4.6%増、「持ち帰り米飯・回転寿司」は、回転寿司が夏休みのファミリー需要好調で4.0%増となっている。
「その他」は、「アイスクリーム」がこれまでの価格改定による単価上昇に加え、気温上昇のなかアニメキャラクターとのコラボキャンペーンが好調で、7.5%増となった。
ファミリーレストランは、全体売上は1.9%増とプラス。 「洋風」と「和風」は、有利な曜日周りにもかかわらず、禁煙店舗の増加が客足に影響したところもあり、引き続き客数が振るわず、「和風」は売上1.9%減、「洋風」は0.4%増。「中華」は、子供を対象にしたスタンプラリーの販促効果により、3.8%増だった。「焼き肉」は、休日の集客が多い業態特性もあり、売上は10.0%増と大幅に前
年を上回った。
飲酒業態は、ビアガーデンを中心に猛暑で売り上げが伸び、「パブ・ビアホール」は4.6%増、「居酒屋」は、店舗数減少に加え、お盆以降の集客が振るわず、1.9%減となっている。
ディナーレストランは、お盆期間の集客好調と、新店効果により、3.5%増だった。
喫茶は、季節のドリンクメニューの好調と、価格改定を導入する店舗の増大で、客単価が上昇、売上は6.1%増となった。
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