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PPIH/国内外でグループ700店達成

2019年12月06日 16:30 / 店舗

パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(PPIH)は12月6日、大阪府淀川区に「ドン・キホーテ十三店」をオープンし、国内外のPPIHグループの総店舗数が700店となった。

<MEGAドン・キホーテUNY>
MEGAドン・キホーテUNY

1980年にジャスト(現:PPIH)を設立、1989年に「ドン・キホーテ」第1号店を開設し、首都圏における多店舗展開を経て、2000年に東証一部上場したのち、出店エリアを全国に広げた。

2013年に純粋持株会社体制に移行するとともに、居抜き出店による独自の業態開発やM&Aの実施により店舗網を拡大し、2017年にアセアン諸国へ初進出した。

2019年1月にユニーが、グループに加わったことで、東海エリアを中心に店舗数が飛躍的に伸び、2020年に6月期売上高1兆円、500店の展開を目指した中期目標「ビジョン2020」を、1年前倒しで達成した。

<店舗数の推移>
店舗数の推移

PPIHグループは、ディスカウントストア事業の「ドン・キホーテ」・「MEGAドン・キホーテ」と、総合スーパー事業の「アピタ」・「ピアゴ」を国内リテールの主軸として展開している。

また、ドン・キホーテが持つ時間消費型の店舗作りとユニーのノウハウが有機的に結合するダブルネーム店舗「MEGAドン・キホーテUNY」へ業態転換を進めている。

2022年中を目途に「アピタ」・「ピアゴ」のおよそ100店を転換する計画で、国内における独自のポストGMS業態の開発に注力している。

海外事業は、ハワイとカリフォルニアに展開している米国事業に加え、「ジャパンブランド・スペシャリティストア」をコンセプトにした新業態「DONDONDONKI(ドンドンドンキ)」を、東南アジア諸国で始動している。

2017年12月にシンガポールに1号店を出店して以降、同国内における多店舗展開を経て、現在はタイや香港に出店エリアを拡大している。新鮮で品質の良い日本の食品を中心に品ぞろえし、リーズナブルな価格で提供することで多くのお客の支持を得て、今後ますます展開エリア拡大を視野に進化を続けている。

PPIHグループは、日々変化するお客のニーズに対応するため、迅速かつ柔軟な品ぞろえを実現する多彩な店舗フォーマットを展開するとともに、国際競争力を持った新たな流通を創造する。

こうした決意を込め、日本国内のみならず環太平洋地域におけるグローバルグループとして相応しい企業のあり方を表すため、2019年2月に社名を、「パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス」に変更した。

今後も、国内外において着実に店舗網を拡大し、企業原理である「顧客最優先主義」に基づいた地域密着型店舗の展開に努め、顧客満足度の最大化を追求するという。

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