オイシックス・ラ・大地/4~12月、会員政策変更で増収減益
2020年02月17日 10:40 / 決算
オイシックス・ラ・大地が2月13日に発表した2020年3月期第3四半期決算によると、売上高524億2500万円(前年同期比7.2%増)、営業利益15億9700万円(29.5%減)、親会社に帰属する当期利益6億9500万円(72.5%減)となった。
インターネットを通じて主に食品・食材の直販を行う宅配事業(Oisix)の売上高は265億2271万円(19.5%増)、営業利益32億6190万円(3.3%減)となった。
秋季の集客キャンペーンや解約率低減の施策などの効果により、ミールキット「Kit Oisix」コースを中心に定期宅配サービス「おいしっくすくらぶ」会員数が大きく増加し、2019年12月末には23万6836人となり、売上高の増加に寄与した。一方で、成長の加速に向けた物流キャパシティ拡大対応のための費用や販売促進費を投下したことなどの影響により、営業利益は微減となった。
カタログやインターネットを通じて主に食品・食材の直販を行う宅配事業(大地を守る会)の売上高は79億3693万円(5.6%減)、営業利益11億3483万円(11.0%減)となった。
獲得した顧客が継続して買い続けられるようなサービス構築が不十分であるため、非効率なチャネル経由の集客を抑制し、「ちゃんとした食生活」のコンセプトのもと、ユーザニーズに沿った商品・サービスの進化に注力した。この結果、購入頻度が大きく上昇したが、会員数は2019年12月末には3万7257人へ減少し、売上高、セグメント利益ともに減少した。
カタログやインターネットを通じて主に食品・食材の直販を行う宅配事業(らでぃっしゅぼーや)の売上高は114億1015万円(20.5%減)、営業利益20億159万円(24.7%減)となった。
単価の低い赤字受注の削減の取組が完了し、獲得した顧客が継続して買い続けられるようなサービス構築を継続して行った。「料理が楽しくなる食料品店」のコンセプトのもと、新しいぱれっとラインナップのリリースや、週末に親子で楽しみながら料理できるKitの開発などサービスの進化に注力した。この結果、購買頻度・購買単価ともに上昇したが、会員数は2019年12月末には5万8655人へ減少しており、売上高、セグメント利益ともに減少した。
通期は、売上高700億円(9.3%増)、営業利益22億円(4.9%減)、親会社に帰属する当期利益10億円(58.1%減)を見込んでいる。
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