流通ニュースは、流通全般の最新ニュースを発信しています。





オイシックス/「需要予測システム」導入1カ月で誤差20.2%改善

2024年01月15日 16:25 / IT・システム

食品のサブスクリプションサービスを提供するオイシックス・ラ・大地は1月15日、同社の「需要予測システム」がローンチ1カ月後で予測誤差率を20.2%改善したことを発表した。

<AIによるデータ活用のイメージ>

同システムは2023年11月にローンチ。食品宅配サービスOisixで、過剰発注の減少による食品ロスの削減や、商品の売り切れの減少による顧客満足度の向上を目指すために導入したもの。

主力商品である「Kit Oisix」の予測を行う。従前は、担当者が一定のデータと経験値をもとに予測を立てるため、考慮の幅に限界があった。そこでシステムにAIを導入し、顧客行動、購買・レシピ・販促データなどを学習させることで、順調に改善率をアップ。11月のローンチ後1カ月で、予測誤差率20.2%の改善(旧ロジックと新ロジックにおける相対改善率)につなげた。

最適値での発注が可能になることで、「欠品率」「在庫回転率」が改善される。「欠品率」の改善については、顧客が買いたい商品が売り切れずに購入できるため、顧客体験向上につながり、購入の機会損失も無くなるため売上アップにも寄与。「在庫回転率」の改善については、販促費・物流コスト削減だけではなく、さらなるフードロス削減も実現する。

■オイシックスの関連記事
オイシックス/データ活用組織を発足しDX推進

関連記事

IT・システム 最新記事

一覧

最新ニュース

一覧