新型コロナウイルス/上場企業の業績修正843社、小売94社に
2020年07月02日 15:00 / 経営
帝国データバンクは7月2日、新型コロナウイルスの影響による上場企業の業績修正動向調査(2020年6月30日時点)の結果を発表した。
新型コロナウイルスの影響で下方修正した上場企業は前回調査から27社増の843社となった。
843社が下方修正を行ったことで減少した売上高の合計は、約2873億1800万円増の5兆6575億5400万円だった。
小売業は2~6月計94社、修正額合計2508億4600万円となっている。
新型コロナウイルスは国内経済に大きなダメージを与えており、緊急事態宣言解除後も業績予想の下方修正を発表する上場企業が目立つ。
新型コロナウイルス感染拡大に収束のメドがたたないなか、全国で関連倒産(7月2日14時時点、310 件)も相次いでおり、影響の拡大が今後も懸念される。
帝国データバンクでは、業績予想の修正に関する適時開示情報を発表した上場企業のうち、新型コロナウイルスの影響が含まれ、業績を下方修正した企業について集計した。
新型コロナウイルスの影響を含む要因によって業績予想を下方修正した企業のみをカウント。調査開始以来、一度は業績予想を発表していたものの、その後「未定」とした企業については判明している数値で集計している。
前回調査(6月25日発表)に続き18回目の調査となる。
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帝国データバンク 東京支社 情報部
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