イオンディライト/感染症対策盛り込んだ商業施設の清掃基準
2020年08月31日 14:00 / 経営
イオンディライトは8月31日、商業施設などの清掃における科学的根拠に基づき衛生的な環境を実現する「ニュースタンダード(新基準)クリーニング」を発表した。
6月30日にイオンが制定した「イオン新型コロナウイルス防疫プロトコル」を踏まえ、同サービスを清掃の新基準として策定。これまで病院向けに提供してきた同社独時の衛生清掃サービスをベースに、感染制御学の専門家監修のもと清掃手順のマニュアルを作成したもの。
平面視点から立面視点重視の仕様に変更。予防清掃の見える化、モニタリングによる品質定量化の3点の新基準によりサービスを構築している。
サービスの提供にあたっては、衛生清掃の提供により培ってきた知見、感染制御学における最新の研究動向を踏まえた独自の教育プログラムを作成している。
専門教育を履修したクリーンクルー(同社清掃スタッフの呼称)によって構成される「防疫対策清掃チーム」が、適切な資材の管理とマニュアルを遵守した清掃作業を実施する。
立面清掃の重視として、利用者が頻繁に手を触れるドアノブ、エスカレーターの手すり、エレベーターのボタン、店内通路設置ソファなどの感染対策を強化。新型コロナウイルスに対する有効性が確認された洗剤と、マイクロファイバークロス(通常の綿雑巾と比較し汚染物質を繊維に取り込むことで汚れだけでなく細菌などの除去効果が高いを使用し拭き取りを行う。
また、予防清掃の見える化では、e-Learning(イーラーニング)による所定の教育プログラムを履修し、感染対策の専⾨知識を⾝につけたクリーンクルーによって構成される防疫対策清掃チームが作業を実施する。
さらに、モニタリングによる品質定量化においては、細菌など、目には見えない清掃箇所の清潔度を「見える化」するため、 有機物の総量を数値で表す技術「ATP(アデノシン三リン酸)検査」を用いて清潔度をモニタリング。清掃直後に検査を実施し、⼀定の水準に満たない場合は作業方法の見直しや教育で改善を図る。
対象物の素材の違いによって有機物などの汚染物質付着の状況が異なるため、新たな清掃仕様の品質を定量化し、これらの根拠をもとに対象物の清掃頻度を設定。より品質の高い施設環境を提供していく。
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