セブンイレブン、アインなど/福岡でドローン配送実験
2020年11月24日 13:40 / 経営
ANAホールディングス、アインホールディングス、セブンイレブン・ジャパン福岡市は11月24日、自律制御システム研究所、NTTドコモとともに、「セブン‐イレブンネットコンビニ」で注文された商品、アイン薬局の処方箋医薬品を、福岡市ヨットハーバーから、福岡市西区能古島にドローンで即時配送する実験を実施すると発表した。
同実験は、国土交通省・環境省連携事業「社会変革と物流脱炭素化を同時実現する先進技術導入促進事業(過疎地域等における無人航空機を活用した物流実用化事業)」に採択され、行われるもの。
実験期間は12月2日~5日。「セブン‐イレブンネットコンビニ」で注文した商品、アイン薬局と連携し、処方箋医薬品を配送する。島内に3カ所のドローン着陸場所を設置して、住民のニーズに応じて受け取りが可能となっている。
福岡市西区にある能古島は、博多湾の中央に位置し、約200世帯、約720人が暮らしている。
生活用品を取り扱う島唯一の商店が2019年1月に廃業し、日常の買い物は島外の小売店、日用品宅配に頼る生活を送っている。
また、島には福岡市立能古診療所があるが、同診療所で対応できない専門医療、調剤については、島外の医療施設を利用しているという。
■各社の主な役割
ANA:ドローンの遠隔運航管理、配送通知を含む配送管理システム、実証総括
アインホールディングス:処方箋医薬品の提供
セブン-イレブン・ジャパン:セブン-イレブン店舗との調整、「セブン‐イレブンネットコンビニサービス」の提供
自律制御システム研究所:ドローン機体の提供、運航サポート
NTTドコモ:ドローンの上空飛行に係るLTEネットワークの提供
福岡市:地域、関係者との調整など
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