ワタミ/緊急事態宣言延長で休業継続、延長分だけで営業利益5億3000万円減
2021年05月28日 15:00 / 店舗
ワタミは5月28日、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、政府の発令している緊急事態宣言が延長される見込みとなったことを受け、6月1日~20日も、対象地域の休業を継続すると発表した。
同日行われた記者会見で渡辺美樹会長兼社長は、「現在、緊急事態宣言対象地域の居酒屋141店舗が休業、88店舗が時短営業をしており、通常営業は52店舗しかない。6月1日~20日の休業などの延長だけで営業利益は5億3000万円減少する。率直に言って大変厳しい状況ではあるが、政府の規制は全面的に受け入れる」と苦渋をにじませた。
緊急事態宣言地域では店舗合計260店のうち141店、まん延防止等重点措置地域は全89店のうち47店、時短要請措置地域全24店のうち9店、計197店が休業する。
また、4月25日~5月末の緊急事態宣言などの影響で、営業利益は12億円~13億円減少したという。
さらに、6月1日~11月30日、新型コロナウイルスワクチンの2回接種を完了した来店客を対象に、ドリンク1杯を無料で提供するキャンペーンを行う。
渡辺氏は「ワクチン接種が進むと経済が回復するのは、アメリカなどの事例をみて明らか。11月末までにワクチン接種が完了し、経済が復活することへの期待を込めて、1杯無料キャンペーンを実施する。ワクチンを接種した方から経済を回していただきたい。この半年は外食にとって辛抱の期間。また、ワクチンを接種してもコロナに感染しないわけではなく、大勢で居酒屋で宴会は控える傾向になると考えている。コロナ後、次の展開に向けてしっかりやっていきたい」と説明した。
■キャンペーン対象店舗
「ミライザカ」「鳥メロ」「炭旬」「銀政」「しろくまストア」「焼肉の和民」「かみむら牧場」「TEXMEX FACTORY」「WANG’SGARDEN」「にくスタ」「もつりき」「TGI フライデーズ」の全327店舗
(緊急事態宣言、まん延防止策などが解除された地域から順次開催)
対象者:厚生労働省が正式承認した新型コロナウイルスワクチンを2回接種した人が対象
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