アスクル/5月期はBtoB事業堅調で増収増益
2021年07月02日 10:45 / 決算
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アスクルが7月2日に発表した2021年5月期決算によると、売上高4221億5100万円(前年同期比5.4%増)、営業利益139億2300万円(57.8%増)、経常利益138億5000万円(60.0%増)、親会社に帰属する当期利益77億5800万円(37.2%増)となった。
主力分野であるeコマース事業のBtoB事業は、eコマース市場拡大を機会と捉え、「働く人のライフラインとして全ての仕事場に信頼されるサービスを提供する」をミッションに、さらなる事業成長を推進した。BtoC事業は、2023年5月期の「LOHACO」営業利益黒字化の実現に向け、構造改革に取り組んだ。
2020年4月の緊急事態宣言以降に落ち込んだBtoB事業の売上高成長率が2020年5月の緊急事態宣言解除後は堅調に推移し、また手指消毒液やマスク等の新型コロナウイルス感染対策商品の特需が継続したため、BtoB事業は増収大幅増益となり、BtoC事業の「LOHACO」も損益改善が計画通り進捗した。
特別損失として、「LOHACO 本店」のWEBサイトリニューアル等に伴う固定資産除却損8億4500万円、連結から除外となったエコ配に対する貸倒引当金繰入額7億円に加え、2021年2月13日に発生した福島県沖地震、その後続いた地震による災害による損失6億8800万円などを計上したものの、当期純利益も増益となった。いずれの段階利益も過去最高益を大幅に更新し、営業利益は13期ぶり、最終利益は8期ぶりの過去最高益となった。
次期は、売上高4300億円(1.9%増)、営業利益140億円(0.5%増)、経常利益139億円(0.4%増)、親会社に帰属する当期利益90億円(16.0%増)を見込んでいる。
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