寺岡精工/「AI需要予測型自動発注システム」1日5時間作業時間削減も
2022年01月12日 14:40 / IT・システム
寺岡精工は1月12日、AIを用いた需要予測によりスーパーマーケットなど小売店の発注作業を自動化する「AI需要予測型自動発注システム」を発売した。
同社のPOS、店舗基幹システムと連携し、店舗を取り巻く環境要因からAIが需要予測を行い、適正な発注数を算出。人による発注作業の軽減と発注ミスによる欠品・在庫過多を防止する。
天候、自店舗/近隣他店舗の販促イベント、過去の客数実績など店舗を取り巻くさまざまな環境要因から、独自開発のAIが予想来店客数を計算。従来は商品担当者のノウハウに頼って入力されていた日別の来店客数予測を自動で行う。
計算された予想客数に加え、販売実績、商品⽀持率(PI値)、在庫数などから自動発注プログラムが適正な発注勧告数を算出する。
製品は、TERAOKAのサーバー導入型本部/店舗システム「T@Web」のアプリケーションとして提供。POSから基幹システムまでが統合された「T@Web」に「AI需要予測型自動発注システム」が搭載されオールインワンの運用となることで、店舗POSからの売上状況・在庫状況がタイムリーにデータ反映され、高精度の予測が可能になる。
運用を重ねるほどAIが運用結果を学習し、より店舗ごとの状況に沿って算出。特に曜日や天候、イベントなどで販売数が変わりやすい商品群、賞味期限が短く在庫リスクが高い日配品(牛乳・豆腐など)などへの効果が期待できる。
導入シミュレーション上では、毎日650件の発注作業を商品部門別に6人で行っていたと仮定し、その70%を自動発注とした場合、1日あたり5.25時間の作業時間削減も可能だという。
■問い合わせ先
寺岡精工 お客さま窓口
TEL: 0120-37-5270(平日9:30~17:30)
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