クオールHD/LINEで処方箋の予約受付を全国558店舗に先行導入
2022年04月20日 14:45 / IT・システム
クオールホールディングスは4月20日、患者とのコミュニケーションの充実を図るため、LINEミニアプリ「クオールおくすり便」を開発したと発表した。
処方箋事前予約や健康情報をLINEで提供するもの。第1弾として、4月11日に全国558店舗で先行導入。今後、クオールが運営している全808店舗(2022年4月時点)の調剤薬局へとサービスを拡大予定だ。
新たにアプリをダウンロードすることなく、普段使っているLINEアプリ上で、処方箋の事前予約ができる。薬の準備ができたら、LINEで通知する。機能は、オンライン調剤システム「薬急便」とシステム連携しており、これまでブラウザーで処方箋を受け取っていた利用者も、同じアカウントで使用可能となっている。
LINEからすぐ「お薬手帳」も確認できる。処方箋事前送信後に薬の内容が自動で登録される。会員証(クオールカード)をLINEで管理。抗原検査の結果をLINEミニアプリに保管でき、イベントなどでの検査証明の提示に便利になっている。
これまでも、自社スマホアプリにて処方箋事前予約サービスを展開し、好評を得ていた。特に近年は、新型コロナウイルス対策(二次感染予防)としてニーズが高まっており、2018年と比較して利用者が約115%増加しているという。
さらに顧客利便性を高めるため、国内月間アクティブユーザー数8900万人(2021年9月時点)を超え、幅広い年齢層のユーザーに広く利用されているLINEアプリの中でシームレスに利用できるLINEミニアプリの開発に着手。今回、「クオールおくすり便」の提供開始に至った。
自社スマホアプリからLINEミニアプリによるワンストップサービスの提供へ切り替えることで、患者との接点を強化する。
今後の展開として、服用薬に合わせて状況の確認を行うアフターフォロー機能の実装を検討している。
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