山崎製パン/神戸屋の包装パン製造販売事業を買収
2022年08月26日 11:10 / 経営
山崎製パンは8月26日、神戸屋の包装パンの製造販売事業、同社子会社の営むデリカ食品の製造販売事業を譲り受けることを決議し、神戸屋と株式譲渡契約を締結したと発表した。
譲り受け価額は、相手方との合意内容に基づき公表しない。
神戸屋は、関西を基盤とし、包装パンの製造販売事業、冷凍パン事業、フレッシュベーカリー・レストラン事業を展開する、業界第4位の製パンメーカー。同社は、国内において人口減少や少子高齢化が進む中で、事業ポートフォリオを見直し、冷凍パン事業・フレッシュベーカリー・レストラン事業に専念することを決定した。
山崎製パンは、神戸屋から対象事業譲渡の打診があり、同社としては、コロナ禍における雇用確保を社会の要請と受け止めた。また、神戸屋が長年培ってきた包装パンに関する生産力と営業力を引き受けることが業界のためにも良く、また21世紀の同社の前進にも寄与すると判断し、対象事業を譲り受けるという。
事業譲り受けの方法は、神戸屋が新たに設立する完全子会社に対して、対象事業に関する資産などを会社分割により承継させたうえで、対象会社の発行済み株式の全部を、同社が取得することを予定している。
事業譲り受け後、対象会社は包装パン製品すべてについて、当面の間、従来どおりの商品ブランドのまま製造販売する。
山崎製パンの2021年12月期売上高は1兆529億7200万円。神戸屋の2021年12月期の売上高は390億9700万円。
■対象事業に係る主な資産
本社、東淀工場、寝屋川工場、東京工場、海老名工場に係る資産およびマルト神戸屋、浜松デリカ、マツヤ神戸屋、タイヨー神戸屋、神戸屋ロジスティクスに係る資産
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