ユニクロ/店舗とオンラインを一体化するサービス拡充
2022年09月01日 14:20 / EC
ユニクロは9月1日、個々のお客のニーズに応える「店舗とオンラインを一体化する」サービスを拡充すると発表した。
新たに「お取り寄せ」サービスを開始するほか、パーソナルサービスを充実させ、店舗から商品情報を発信する「LIVE STATION」実施店舗を拡大するほか、ユニクロ公式をアプリを活用した着こなし発信を強化する。
ファーストリテイリンググループ上席執行役員の桑原尚郎ユニクロ日本CEOは、同日開催したユニクロ「LifeWear Exhibition 2022」記者発表会で、「店舗とオンラインを別のものではなく、まったく同じものとして提供することがとても大事になっている。今でも、我々が想定する以上に、お客様に店舗とオンラインを使っていただいているが、一人一人の要望に応えきれていない。これに対応したい」と新サービスの狙いを説明した。
また、桑原CEOは、「お客様から、『オンラインで購入しているが、やっぱり実際に商品を見たい、触りたい。でも、近くの店舗に、その商品は置いていない。何とか近くの店舗に商品を置いて欲しい』という要望を得ている。全国には、さまざまな大きさの店舗があるが、小型店舗を利用するお客様から、『もっと商品を扱ってほしい』という声がある。そこで、これまでオンラインのみ、大型店のみだった商品も、店頭展示を増やす」と述べた。
秋・冬からは、一部店舗を除き、実際に商品を手に取って見れるように、オンラインストアや大型店のみだった商品も店頭に展示し、店舗スタッフが希望の商品を探し購入までをサポートする体制を整える。
一方で、色柄・サイズなど全商品を展開することはできないため、商品購入時には、全店でオンラインストアにあるすべての商品を、近くの店舗で送料無料で受け取りできる「お取り寄せ」サービスを開始する。
桑原CEOは、「次にお客様から頂く声として、自分の骨格や体形にあった服、自分にあう色は何かといった悩みが多い。これまでも、不定期で店頭でカラー診断、骨格診断を提供してきたが、これからは、オンライン上で、簡単・手軽に、カラー診断や骨格診断が受けられる体制を用意した」と述べた。
オンライン上で、パーソナルサービスを充実させることで、オンラインの診断結果を受けた来店や診断結果を受けた店舗スタッフが、診断結果を接客に生かす。今後、より個々のお客にあった商品を提案するパーソナルなサービスを充実させる計画だ。
さらに、現在、大型店など限られた店舗で実施している、店舗スタッフによる商品紹介サービスLIVE STATIONを、まず全国47店舗に拡大し、地域ごとに求められる情報を発信する。桑原CEOは、「日本は、北から南まで気候も風土も全く違うので、それぞれの時節や地域にあった情報提供・情報発信をするため、全国にLIVE STATIONを拡大する。LIVE STATIONでは、お客様からの書き込みもLIVEで行われているので、スタッフが質問に対して返信することをすすめていきたい」と語る。
さらに、ユニクロ公式アプリ「StyleHint」の活用を進める。StyleHintは、着こなしを提案するアプリで、さまざまな着こなしをお客や店舗の販売員が写真に撮ってアップしている。現在、販売員のフォロアーが増えたり、掲載した商品への問い合わせが増加している。そこで、StyleHintを活用して、お客にこれまで、やっていなかった新しい着こなしを実際に、試してもらうことを提案するという。
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