松屋銀座/阪急メンズ東京との協業強化で相互送客
2022年09月28日 14:20 / 販促
松屋は9月28日、阪急メンズ東京と松屋銀座が2018年から取り組んでいる相互顧客施策を強化すると発表した。
コロナ禍を経て、他エリアと比べて商況の回復が遅れている銀座・有楽町エリアにおいて、売り上げ拡大のためにロイヤルティーの高いカードホルダー顧客へのアプローチ強化を両社で推進する。
徒歩圏である両店での優待サービスを付加することで互いの強みを生かし、エリア全体の活性化を図りたい考えだ(両店間は約600m、徒歩8分)。
両店協業による売上総額は2021年7月から2022年6月までの1年間で約8000万円だったが、2024年3月から2025年2月の1年間には5億円にまで拡大させることを目指す。
具体的には、10月5日から、ほぼすべての種類のカード会員、アプリ会員がいずれの店舗でも優待を受けられるようになる。
カード会員数は松屋銀座約26万人、阪急メンズ東京約12万人で、計約38万人の潜在力を見込む(会員数は2022年9月現在)。
阪急メンズ東京の顧客を松屋銀座の店舗に案内して接客する「ショッピングパーソナルサービス」の対象顧客も拡大。外商顧客向けカードなど一部のカード会員のみ対象だったが、10月5日より、だれでも利用可能となる。メンズ東京に1階パーソナルサービスカウンターを同日新設する。
ラグジュアリーブランドにおいては、レディースは松屋銀座にあり、メンズは阪急メンズ東京にあるブランドも多く、今回の施策により男女ペアで同じブランドの優待を受けることができるようになることで、買い回り強化を図る。
また、入国制限の緩和を受け、9月上旬から訪日客向け施策も共同で実施している。入国制限の緩和を受け、両店で使える「WeChat Pay」共通クーポンを発行。会社をまたいで共通利用できるクーポンの発行は国内初だという。
取り組み強化を記念し、阪急メンズ東京~松屋銀座間を、人力車(2人乗り)で案内するサービスを実施する。
さらに、相互の店舗で一定以上の金額を購入すると、ケーキセットなどを提供する。
今後も、12月にクリスマス時期のイベントを共同で企画するなど、取り組みを強化していく。
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