イオン/使用量半分「トップバリュキャノーラ油ハーフ」発売、新市場開拓
2022年10月25日 15:00 / 商品
イオンは10月25日、「イオン」「イオンスタイル」「マックスバリュ」など、全国約2400店舗で、いつもの半分の量の油でおいしく炒め物調理ができる「トップバリュキャノーラ油ハーフ」600g(本体398円)を発売した。
プライベートブランド(PB)商品の「トップバリュキャノーラ油ハーフ」は、食材内部への油の浸透がしにくくなりフライパンに油が残りやすく、食材の周りに油がなじみやすい仕様になっているため、炒め物で使用する際いつもの量の半分の油で調理できるのが特徴。油っこくなくヘルシーな料理に仕上げられるほか、家計にやさしく、購買頻度も減らすことができる。
食品をはじめとする生活必需品の価格や電気代などが継続的に上昇する中、お客に寄り添い毎日のくらしを応援するため、お値打ち価格の実現や新たな価値を提案できる商品の企画・開発を推進する一環の商品。お客からは特に、購買頻度が高くくらしに欠かせない食品への意見や要望、期待などの多くの声を得ているという。
イオントップバリュ取締役の和田浩二ブランド&コミュニケーション本部長は、「大豆価格の高騰などを受け、ナショナルブランド(NB)で年に何回も値上げがある中で、PBは価格が安定していることが一つの要素であるため、既存のキャノーラ油商品を7月に休売にした。また現在、家庭では炒め物が増えて、揚げ物の調理回数が減っているという調査結果もあった。キャノーラ油を新発売するにあたり、普段の生活の中で、『当たり前だし、仕方ない』と感じる部分に革新をもたらす商品として、キャノーラ油ハーフを開発した」と商品開発の狙いを説明した。
商品開発を担当した商品開発本部グロッサリー商品部の山本浩哉氏は、「今年の2月頃に、使用量半分の油のコンセプトを考え、それから半年ほどかけて商品を開発した。添加物扱いとなってしまうが、天然のパーム油由来の原料を使った乳化剤を使用することで、食材内部へ油の浸透がしにくくなる油となった。使用量半分の油は、NBでもあまり商品がなく、未開拓の市場となっている。まずは、新商品を発売し、実演販売などを踏まえて、お客様に新しい取り組みの商品を知ってもらいたい」と述べている。
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