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イオン九州/3月~11月営業利益77.2%増、惣菜・冷食を拡充

2023年01月13日 16:44 / 決算

イオン九州が1月13日に発表した2023年2月期第3四半期決算によると、営業収益3546億6400万円、営業利益37億1600万円(77.2%増)、経常利益42億2000万円(77.3%増)、四半期純利益31億9400万円(134.6%増)となった。

店舗面では、11月に「マックスバリュエクスプレス竹下通り店(福岡市博多区)」をオープンするなど、SM2店舗、GMS1店舗を新規出店したほか、既存店の活性化を推進し、SM9店舗、DS2店舗、GMS8店舗をリニューアル。店舗の魅力度向上に取り組んだ。

9月にリニューアルオープンしたイオン福岡店では、「ときめくお買い物のできる場所であり続けるために」をコンセプトに、新しい市場のニーズや多様な価値観に対応するため、同社独自の新たな雑貨ショップ「スマイルフルデイズ」を導入したほか、スポーツ、キッズ関連、化粧品、冷凍食品売場などを刷新・拡大した。

食品では、九州の生産者、取引先と協力して地産地消・地産域消を推進。「簡便・即食」ニーズに対応した総菜や冷凍食品の拡充に注力した。

物価上昇を背景に高まる、日常消費への節約志向に対応するため、顧客の暮らしを価格で応援する「本気の価格1000品目」「50周年月間おすすめ価格」「トップバリュ」の展開を強化。

衣料品・住居余暇商品では、行動制限の緩和や政府による観光支援策などでトラベル関連商品の売上が伸長したほか、アウトドア、ウォーキングやフィットネス関連商品、ウェルネスフードなどが好調に推移した。

サステナブル社会の実現に向けた取り組みとして、4月に実施した衣料品回収イベントで回収した服や繊維くずなどから生み出されたリサイクルポリエステルを使用した商品を取引先と共同開発し、「moz」ブランドとして10月から販売開始した。

店舗数は、SM業態155店舗、DS業態32店舗、GMS業態66店舗となった。

通期は、営業収益4770億円、営業利益58億円(2.4%増)、経常利益60億円(0.1%増)、四半期純利益28億円(1.1%増)を見込んでいる。

「収益認識に関する会計基準」(企業会計基準第29号2020年3月31日)等を第1四半期会計期間の期首から適用しており、第3四半期実績、業績予想は当該会計基準等を適用した後の数値となっている。このため、営業収益の対前期増減率は記載していない。

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