世界貿易センタービルディング/本館・ターミナル2027年開業、商業施設はアトレ予定

2024年07月22日 13:35 / 店舗

世界貿易センタービルディング、鹿島建設、東京モノレール、東日本旅客鉄道は7月22日、共同推進している「世界貿易センタービルディング本館・ターミナル」の建て替えプロジェクトが2027年に一部開業することを発表した。

<ビル外観イメージ>

2021年に先行開業した南館に加え、今後開業を迎える本館・ターミナルには、日本初進出のラグジュアリーホテル(ラッフルズ東京)、アトレが運営予定の商業施設・ワールドメディカルセンター・カンファレンス・観光プレ体験施設といった国際性・観光機能の特色がある施設が整備される。

加えて、浜松町駅と一体となった象徴的な広場や、JR・モノレール・地下鉄・バス・タクシー等の交通機関をスムーズにつなぐステーションコア、隣接した旧芝離宮恩賜庭園と視覚的につながった屋上庭園などの整備を通じ、利用者の利便性を向上。街としての魅力を高めていく。

<全体像/配置図>

浜松町駅西口エリアには、A街区、B街区、C地区にわたり計約18万m2のオフィス、ホテル、商業施設、カンファレンス、医療施設、観光プレ体験施設、住宅、芸術センターなどの機能が整備され、日本と世界をつなぐ「一歩目」としてふさわしいエリアになるという。再開発エリア全体で立体的なランドスケープ計画を行い、旧芝離宮恩賜庭園と対をなす庭園を作り出す。

<アトレの商業施設>

ターミナル3~5階とモノレール浜松町駅2~3階に位置する商業施設は、アトレを運営会社として予定している。交通の要衝地・浜松町にふさわしく、洗練性や利便性を高めるテナントで構成された商業空間を実現するという。同施設は駅と直結する広場に対し、3フロアにわたって店舗の活気がにじみだすようなファサード構成となり、広場の賑わいに寄与していく。

<観光プレ体験施設>

また、本館2階には、陸・海・空の玄関口としての立地特性を生かし、日本各地の新たな魅力や楽しみ方を、訪日外国人旅行者や国内旅行者に対して発信する「観光プレ体験施設」を整備。「観光」や「名産品」をテーマにした体験型のコンテンツによって日本各地の魅力を紹介し、現地への訪問意欲や日本への再訪意欲の喚起を図る。

■世界貿易センタービルディング
所在地:東京都港区浜松町2-4-1
建物用途:事務所、店舗、都市計画駐車場、バスターミナル、カンファレンス、メディカルセンター、キッズセンター、観光プレ体験施設、DMO活動施設、ホテル等
敷地面積:約1万6000m2
建築面積:約1万4000m2(約4235坪)
延床面積:約30万1000m2(約9万1052坪)
階数:本館(A-1棟)地上46階(約235m)、地下3階/ターミナル(A-2棟)地上8階(約55m)、地下3階/南館(A-3棟)地上38階(約200m)、地下3階
供用開始時期:世界貿易センタービルディング南館 2021年3月/本館、ターミナル 2027年3月/A街区全体 2029年度
基本設計:日建設計、鹿島建設
実施設計:鹿島建設
施工:鹿島建設
事業者:世界貿易センタービルディング、鹿島建設、東京モノレール、東日本旅客鉄道(JR東日本グループの所有するフロアはアトレ、JR東日本ビルディングを運営会社として予定)

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