東急ストア×伊藤忠食品×グローリー/デジタルサイネージ広告で協業
2024年10月07日 13:27 / IT・システム
グローリー、東急ストア、伊藤忠食品は10月7日、リテールメディア事業におけるデジタルサイネージ広告についての協業を開始した。
グローリーの認識技術を搭載したAIカメラシステムを活⽤し、デジタルサイネージ広告視聴者の購買行動をより高度に測定・分析することで、広告主に対して、より効果的な広告配信につながる提案が可能になるという。
また、来店客のデジタルサイネージ広告視聴率と売り場への訪問率の相関をさまざまな角度から分析し、デジタルサイネージ広告価値の最大化を目指す。
グローリーと東急ストアは、2024年1月~4月、リテールメディアの実証実験を行った。
実験では、東急ストアへの来店促進を目的としたデジタル媒体向け広告の最適化、店頭での来店検知システムによる来店客数や年齢・性別などのデータ分析、店頭広告の視聴状況の解析、来店客購買行動分析リポートの高度化を検証した。
実験の結果、 店頭のデジタルサイネージ広告を視聴した来店客は、潜在的な購買欲求に気付くことで、視聴しなかった来店客と比較して、対象商品の売り場を訪問した割合や対象商品の購入率が⾼いことがわかった。
さらに、広告主は、購買行動分析リポートにより、広告の投資効果を具体的に把握しやすくなり、東急ストアと広告主の双方にとってのメリットが認められた。
グローリーと東急ストアはこの結果を踏まえ、小売業においてデジタルサイネージ広告を多数展開している伊藤忠食品と新たに協業。デジタルサイネージ広告を視聴した来店客の購買行動分析リポートを高度化する広告主向けサービスを、東急ストア中目黒本店と中央林間店でスタートした。
■グローリーの問い合わせ先
営業本部 DX ビジネス推進統括部 データビジネスデザイン部
TEL:03-6811-6642
https://www.glory.co.jp
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