エキュート秋葉原/4月に20店舗オープン、オールキャッシュレス化
2025年02月05日 14:27 / 店舗
JR東日本クロスステーション デベロップメントカンパニーは4月、JR秋葉原駅構内(東京都千代田区)において、エキナカ商業施設「エキュート秋葉原」をオープンする。
「エキュート秋葉原」は、JR秋葉原駅1階の中央改札・電気街改札間の約900m2のエリアを中心に一体的な商業施設として、約20店舗が出店する。
メインターゲットは秋葉原駅を乗り換え拠点にする多忙なオフィスワーカー、サブターゲットは秋葉原のカルチャーを楽しむ趣味型ビジター&旅行者と設定した。
朝も晩も、平日も休日もさまざまな目的の人々が行きかう秋葉原において、いくつものニーズにワンストップで対応する駅ナカを目指す。
また、オールキャッシュレス化やセルフレジ・集中レジなどを導入することで、社会的課題となっている人手不足解消と顧客体験価値向上(CX)の両立を図る。
商業施設のスマートオペレーションの実現のため、エキュート秋葉原ではロボットの活用に取り組む。
地元・秋葉原に本社を構え、警備業界への導入でNo.1のシェアを誇るugoのロボット「ugo Pro」を商業施設として初めて接客・案内キャストとして採用する。
「ugo Pro」には、生成AIと呼ばれる大規模言語モデル(通称:LLM)を活用した「案内ロボットソリューション」を搭載することで、案内業務、簡単な接客業務、緊急時の一次対応への活用が期待できるという。
メタバースで買い物をサポートする「Parallel ecute -Akihabara-」も導入する。バーチャル空間内では、これがデビューとなるオリジナルキャラクター「エキュートのリス」がAIコンシェルジュとして案内する。
訪日外国人が多い立地特性を踏まえ、AIコンシェルジュは多言語対応とし、商品についての質問や会話を楽しんだり、困りごとが相談できたりする。
さらに、年間約8000万本が消費されている「ビニール傘」を、octangleとコラボレーションして、集中レジでの買い物時に使える「買い物カゴ」にアップサイクルする。
杉山純氏と宮澤謙一氏によるアーティストユニット「magma」と共に、秋葉原地域で見つけたジャンク品などの廃材を一部使用。さまざまな素材を組み合わせ、独自の世界観でアップサイクルアートとして、エキュート秋葉原の什器(ベルトパーテーション、荷物まとめ台)、セルフレジの案内サインなどを見た目も美しい作品に仕上げる計画だ。
■エキュート秋葉原
開発運営:JR東日本クロスステーション デベロップメントカンパニー
開業予定:2025年4月
施設所在地:東京都千代田区外神田1丁目 JR秋葉原駅1階(改札内)
店舗面積:約900m2
想定店舗数:約20店舗
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