イオン/2025年度「トップバリュ」売上、11%増の1兆2000億円へ

2025年03月06日 15:32 / 商品

イオントップバリュは3月6日、プライベートブランド「トップバリュ」について2025年度の方針などを発表した。

<土谷美津子社長>
土谷美津子社長

トップバリュの売上は2024年度は1兆800億円で着地するもよう。前年度比で売上は2桁増となっている。2025年度は11%増の1兆2000億円を目標に掲げる。

トップバリュは、中核となる「トップバリュ」のほかに、手頃価格の「ベストプライス」と、環境と健康に配慮した「グリーンアイ」の3つのブランドを展開。

イオントップバリュの土谷美津子社長は「すべてのブランドで売上が伸長しているが、中でもインフラの影響で『ベストプライス』が大きく伸ばしている」と説明。3つのブランドの売上構成比は非公表だが「『トップバリュ』が半分近くを占め、次いで『ベストプライス』となっている」。

2025年度の取り組みについて、「ベストプライス」では「お買い得価格を実現するための企業努力は継続し、品質の良さやおいしさは絶対に外さない。おいしいのはもはや当たり前」(土谷社長)とした。「トップバリュ」では新たなカテゴリーや海外での開発を強化する。「グリーンアイ」では環境への取り組みを進める。

<右から森常之副社長・土谷社長・高橋幹夫取締役>
右から森常之副社長・土屋社長・高橋本部長

少子高齢化や労働力不足が進む中、手間をかけず簡単・便利な商品へのニーズが子育て層やシニア層で高まっている。

そうしたニーズに対応する形で、炒めずに電子レンジだけで作る本格中華の投入や、カット済み冷凍野菜シリーズの新商品としてキュウリのスライスを展開する。

トップバリュの中心顧客層は40~60代だが、若年層向けの商品も強化し、「飲む酢」や「チーズデザート」の新商品を拡販していく。

また、昨年11月に「トップバリュ」からベビーフード「fun fun smile」を発売したところ、好評だったという。現状はイオンリテールで展開しているが、今後は各スーパーマーケットでも取り扱っていく予定だ。

<高橋幹夫取締役>
高橋幹夫氏

品目数はトップバリュ全体で7500~8000品目を扱っている。2024年は約2500品目を新たに投入しており、今年も同程度の商品数の投入を目指している。

取締役商品開発本部長の高橋幹夫氏(「高」は正式にははしご高)は「すべての商品がヒットしているわけではなく、終売するものもある。リニューアルを重ねてお客様に支持してもらうことを重視している。(一定程度の比率で商品入れ替えることで)お客様の支持をさらに上げていきたい」と述べた。

イオン 新商品/PBトップバリュ初のベビーフード発売

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