アンドエスティHD 決算/3~8月営業利益19.4%減、売上総利益率が悪化

2025年09月30日 16:22 / 決算

アンドエスティHDが9月30日に発表した2026年2月期第2四半期(中間期)決算によると、売上高1493億4500万円(前年同期比3.6%増)、営業利益79億7300万円(19.4%減)、経常利益77億9000万円(24.3%減)、親会社に帰属する当期利益59億8700万円(13.7%減)となった。
アンドエスティHD
アパレル・雑貨関連事業の売上高は1414億2500万円(3.0%増)、セグメント利益は77億7600万円(26.8%減)。

円安の影響が残る中、「適時・適価・適量」の商品提供による在庫コントロールと値引き販売の抑制に努め、高収益な新規事業も拡大した。

トゥデイズスペシャルとジョージズの2ブランドが、昨年7月からM&Aによりグループに加わった純増分も寄与した。

一方で、春夏物衣料の正価販売が想定を下回ったことから、在庫消化を優先した結果、アパレル・雑貨関連事業の売上総利益率は前年同期から悪化している。

自社EC「and ST」とリアル店舗で連動したプロモーション施策や、人気キャラクターや人気スタッフとのコラボ商品の展開、自社EC「and ST」への他社ブランドの出店拡大を推進。ECとリアル店舗の共通ポイント制度であるand ST会員数は、前期末比100万人増の2070万人、アクティブ会員数は760万人となった。

出退店は56店舗の出店(内、海外17店舗)、19店舗の退店(内、海外4店舗)。8月末で1594店舗(内、海外152店舗)となっている。

その他(飲食事業)の売上高は79億5800万円(14.6%増)、セグメント利益は1300万円(前年同期はセグメント損失3億2800万円)。

商品価格の見直しや原価低減に取り組んだものの、原価高騰を吸収しきれず、売上総利益率は低下し、連結での売上総利益率は55.2%と、前年同期比0.5ポイント悪化している。

出退店は2店舗の出店、3店舗の退店の結果、8月末で75店舗となった。

通期は、売上高3050億円(4.1%増)、営業利益190億円(22.5%増)、経常利益190億円(19.0%増)、親会社に帰属する当期利益124億円(29.0%増)を見込んでいる。

アンドエスティHD・木村社長インタビュー/実店舗を強みにプラットフォーマーへ進化

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