F&LC 決算/9月期売上・利益ともに過去最高を更新、国内外でスシロー好調

2025年11月07日 11:50 / 決算

FOOD&LIFE COMPANIES(以下:F&LC)が11月7日に発表した2025年9月期決算によると、売上収益4295億7400万円(前年同期比19.0%増)、営業利益360億9300万円(54.4%増)、税引前利益337億7700万円(56.0%増)、親会社に帰属する当期利益229億3700万円(56.7%増)となった。

売り上げ、利益面ともに過去最高を更新した。好調な業績を受け、2026年9月期業績予想を上方修正した。

同日開催された決算会見で、山本雅啓社長は「海外事業が好調で、中計最終年度となる今期の数値を上方修正した。中国事業が成長している。節約志向が高まっているものの、価値あるオーセンティックなすしをリーズナブルな価格で提供することで、お客様に受け入れられている」と述べた。

<海外事業が好調と山本社長>
山本雅啓社長

国内スシロー事業の売上収益は2659億300万円(11.6%増)、セグメント利益は180億800万円(26.7%増)。

ゴディバとコラボレーションしたデザート、IPコラボ、まぐろやイカの食べ比べなどを展開。既存店売上高は10.1%増と伸びている。

海外スシロー事業の売上収益は1314億2200万円(42.6%増)、セグメント利益は163億2400万円(126.9%増)。

大幅な増収増益を達成し、売り上げ構成比も30%を超えた。

中国事業が都市部・内陸部ともに好調に推移。タイ、インドネシア、マレーシアの店舗も成長している。

京樽事業の売上収益は235億3200万円(1.9%減)、セグメント利益は6000万円(前期はセグメント損失3億5000万円)。

不採算店舗を閉鎖し、収益構造は改善している。

国内杉玉事業の売上収益は82億8400万円(20.1%増)、セグメント利益は6400万円(51.1%減)。

杉玉は直営店、FCともに成長軌道に乗っている。個性的な商品、キャンペーンが生活者の支持を得ているという。

9月末で外食は国内スシロー659店舗・海外227店舗、杉玉日本95店舗・海外7店舗、回転寿司みさき/三崎丸87店舗、テイクアウトではスシロー8店舗、京樽82店舗、マルチブランド19店舗、その他14店舗、グループ全体で1198店舗。

売上収益は前回予想比150億円増の4850億円(12.9%増)、営業利益70億円増の405億円(12.2%増)、親会社に帰属する当期利益40億円増の240億円(4.6%増)を見込んでいる。

スシロー/販促・デジロー奏功、25年9月期既存店売上高10.1%増

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