三ッ星靴下/ソックス・ストッキング製造、破産手続き開始決定、負債総額32億円

2026年01月15日 09:50 / 経営

帝国データバンクによると、三ッ星靴下(大和高田市大谷313)と、関係会社の三ツ星産業(大和高田市大谷314)は1月7日、奈良地裁葛城支部より破産手続き開始決定を受けた。

三ッ星靴下は、1948年4月創業、1963年1月に法人改組。カジュアル用途の紳士用・婦人用ソックスやストッキングの製造を手がけ、自社工場のほか、中国の生産協力工場で製造していた。

かつては通販業者や下着メーカーなどからのOEM受注を中心としていたが、 関係会社の三ツ星産業を経由してアパレルチェーンや総合スーパーなどへの販売を伸ばし、1986年12月期には年売上高約80億500万円を計上していた。

医療用・健康用の着圧(弾性)ソックスなど高機能性靴下の取り扱いを強化していたが、2011年にはストッキングの製造から撤退。

さらに、一部のアパレルチェーンとの取引を縮小させたこともあって、2016年12月期の年売上高は10億円を下回っていた。

収益面で苦戦を強いられるなか、中国から調達していた商品の一部をベトナムの協力工場にシフトするなどの改善策を講じていたものの、過去の設備投資などにより膨らんだ有利子負債が重荷となり、資金繰りが悪化。

2020年には旧香芝工場や旧本店などの社有不動産を売却して、借入金の圧縮を図ったが、抜本的な改善には至らなかった。

近時は為替が円安に振れたこともあって採算が悪化。借入金の返済見通しが立たないことから、2025年7月1日に事業を停止し、12月12日に自己破産を申請していた。

三ツ星産業は1981年6月、三ッ星靴下の営業部門の一部を独立させる形で設立。

アパレルチェーンや総合スーパーなどへの販路を構築していたが、2025年7月1日に事業を停止し、12月15日に自己破産を申請していた。

負債は申請時点で三ッ星靴下が約27億569万円、三ツ星産業が約5億3844万円、2社合計で約32億4413万円。

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