イオン/ベトナム産品の輸入を拡大、年間5億ドルを目標に
2017年06月07日 14:30 / 商品
イオンとベトナムのハノイ市人民委員会は6月7日、埼玉県越谷市の「イオンレイクタウン」で、「ハノイ市における投資及び事業推進における包括的覚書」の締結を記念したセレモニーを開催した。
覚書に基づき、2019年度にベトナムで5番目のショッピングモールとして開業する予定で、規模9.5ha、投資資本2億ドル(約220億円)の「イオンモールハドン」のプロジェクト投資証明書を手渡した。
また、イオンのベトナムからの輸入金額を年間5億ドル(約540億円)に増やすために、イオングループと20年間継続協力協定を結び、毎年定期的に「ベトナム・ハノイフェア」を開催する予定だ。
イオンの岡田元也社長は「ベトナムは政治・経済だけでなく、文化交流の面でも重要なパートナーだ。20年後の2037年には、ベトナムはアジアの中で日本をしのぐ経済大国になっている。これまでも日本の商品をベトナムの人々に紹介し、ベトナムの商品を日本紹介しており、年間で約200億円のベトナムからの輸入がある。今回のベトナム・ハノイフェアは、商談ブースもあり、さらに取り組みを発展させることができる」と挨拶した。
セレモニーには、ベトナム首相のグエン・スアン・フック氏も参加。イオンレイクタウンで開催中の「イオン ワールドフェスタ ベトナム・ハノイフェア」の売場や展示ブースを視察した。
イオンはこれまで、ベトナム産のマンゴーを日本で初めて輸入する一方で、青森産のりんごをベトナムで販売するといった取り組みを進めている。
現在は、トップバリュのワイシャツ、スラックスといった衣料品の縫製をベトナムで行っており、約215億円の輸入の内、80%は衣料品になっているという。
青果物を中心にまだ、日本に紹介できていない商品があるため、今後、食料品を中心とした商品の拡大を図りたいという。
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