ニトリ/3年後に「デコホーム」100店体制、「ニトリ」と異なる業態確立へ
2017年06月30日 12:00 / 経営
ニトリは6月30日、都市型小型店舗として出店する「ニトリデコホーム」業態を3年後に100店とし、取扱い商品も「ニトリ」と異なるオリジナル商品とする方針を明らかにした。
同日、オープンした「渋谷公園通り店」で、似鳥昭雄ニトリホールディングス会長兼CEOが流通ニュースの取材に対して答えた。
デコホームは店舗面積約500m2~約1000m2、ホームファッションのみを扱い3000~4000SKUを展開する。
一方、主力業態のニトリは、店舗面積約1500m2~5000m2、家具とホームファッションを扱い1万SKU~1万2000SKUを販売する。
これまで、デコホームは、取扱商品の80%程度をニトリと同じ商品を展開していた。2018年2月期末までに、取扱商品の40%をデコホームのオリジナル商品とすることで、ニトリとの住み分けを図る。
将来的には、取扱商品の100%をニトリと異なる商品とすることで、ユニクロとジーユーのように、ニトリとデコホームが共存できる業態を目指す。
似鳥会長は「オリジナル商品の開発には店舗数が必要だ。前期の店舗数が約50店で、いまの出店スピードなら3年後くらいには100店となる。100店の規模があれば、取扱商品の80%程度をデコホームのオリジナル商品にできる」と語った。
オリジナル商品の開発については、「アパレルは良い話があればやりたいが、今のところ具体的な話はない。基本的にはホームファッションや雑貨が中心となる」と述べた。
今後の出店計画について、似鳥会長は「創業時から郊外ロードサイドでの出店を行っているが、郊外型店舗の出店余地は減ってきている。ただ、日本ではあと100店は(郊外型店舗が)出店できると思う。最初は人口20万人以上の商圏だったが、これが10万人以上となり、いまは5万人前後でも出店をしている」と述べた。
ニトリホールディングス専務取締役店舗開発本部長の須藤文弘氏「今期は、国内で50店という過去最高の出店計画を立てている。出店余地がないと言われながら、都市型店舗を含め出店は継続している。デコホームのフォーマットができれば、ニトリに加えて、デコホームで500店、合計で国内1000店の体制が目指せる」と語った。
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