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トリドール/香港のヌードルチェーンを100%子会社化、現地シェア70%に

2017年12月01日 10:00 / 海外

トリドールホールディングスは12月1日、100%子会社の東利多を通じて、香港の人気ヌードルチェーン「譚仔三哥米線」を運営するTamjai Samgor Mixian Limitedなどの株式を100%取得すると発表した。

<譚仔三哥米線の店舗>
譚仔三哥米線の店舗

Tamjai Samgor Mixian Limitedの資本金は400香港ドルで、雲南スパイシー麺を主力商品とするカジュアルレストランチェーンとセントラルキッチンの運営に子会社7社を統括している。

5月には、同じく香港の人気ヌードルチェーン「仔雲南米線」を100%子会社化しており、同社の52店と「譚仔三哥米線」の56店を合わせて、合計108店となり、香港で雲南ヌードル業態シェア約70%という圧倒的No.1シェアを有することになる。

これまで、両ブランドは香港を二分する代表的な雲南ヌードル業態として、出店立地などで競合していた。

今後は、両ブランドが同じグループ傘下となることで、圧倒的なブランド力に加え両社のシナジー効果を発揮することで、更なる発展を見込んでいる。

雲南ヌードルは中国雲南地方をルーツとする米粉麺のスープヌードル業態で、麺の食感とスパイシーなスープ、選べる具材や辛さのバリエーションと、一杯約450円程度の手ごろな価格で若年層を中心に幅広い世代から人気を得ている。

香港では隣接する深セン市、広東省との一体化を加速する大型プロジェクトが進行しており、将来的には、珠江デルタの全て地域が1つの通勤圏となり、巨大な経済圏が誕生する見込みだ。

雲南ヌードルは、香港・中国の人々に広く親しまれている料理であり、グループでは今後、本本のほか、同一経済圏となる中国華南地域から中国全土も視野に入れた展開を目指している。

中華系の人が多い東南アジアやアメリカなども潜在的市場としての可能性があるため、世界規模での展開も検討する。

世界に通用する外食企業を目指し、今後も引き続き、海外外食市場で積極的な投資を継続し、世界を舞台に新しい外食文化の創造を目指す。

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