近鉄百貨店/3~11月は「あべのハルカス」好調で増収増益
2019年01月15日 11:30 / 決算
近鉄百貨店が1月11日に発表した2019年2月期第3四半期決算は、売上高2048億7800万円(前年同期比1.4%増)、営業利益31億1400万円(86.2%増)、経常利益27億9300万円(8.0%増)、当期利益24億900万円(66.8%増)となった。
百貨店業の売上高は1888億7200万円(2.1%増)、営業利益は24億1200万円(154.5%増)となった。
一層の集客力と収益力の強化を図るため、あべのハルカス近鉄本店では、ウイング館10階屋上に緑あふれる「ハルカスウイングガーデン」をオープンし憩いの空間を創出するとともに、タワー館同階の活性化を図った。
化粧品売場においてインバウンドに訴求力のあるショップを拡充するほか、1階では特選ブランドのさらなる集積を図る改装に着手した。
四日市店では、地域共創型の百貨店として物販以外のサービスを拡大し、地域の人々がさまざまな目的で集うことのできる場の創造を目指し、11年ぶりの大規模改装を実施し、東海地区最大の無印良品や三重県初の「Cafe&Meal MUJI」、コミュニティ機能の強化としてサービスオフィス「SYNTHビジネスセンター」を導入するなど新たな事業モデルの創出、収益化に取り組んだ。
奈良店では地域商社事業のコンセプトショップとして「大和路」を本格的に始動するとともに、フランチャイズ方式の高級食材スーパー「成城石井」を展開するなど、新たな魅力を発信した。
通期は売上高2811億円(0.4%減)、営業利益51億円(4.4%増)、経常利益46億円(4.1%増)、当期利益38億円(159.9%増)の見通し。
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