キャンドゥ/11月期、システム投資・物流費増で営業利益10.7%減
2019年01月17日 10:00 / 決算
キャンドゥが1月15日に発表した2018年11月期通期の連結決算は、売上高707億4100万円(前期比2.8%増)、営業利益18億5000万円(10.7%減)、経常利益19億7800万円(13.0%減)、純利益7億9800万円(20.9%減)となった。
商品は、著名キャラクターや有名ブロガーとのコラボレーション企画を行うなど、プライベートブランドである「Do!STARS」商品の開発を継続している。
物流や環境問題を中心としたコスト上昇に対応するため、取引先との連携により商品のクオリティを維持した商品開発に努め、売上高に対する原価率は前期比で0.1ポイント低下した。
販売では、店舗における4S(整理・整頓・清掃・清潔)、在庫管理の徹底によるムダ取り、商品発注から受け入れ、陳列にいたるまでの店舗内物流構築などのインフラ整備を継続して実施。
生産性の向上を図ったことにより、人件費率は0.2ポイント低下した。
また、同社独自キャラクター「はっ犬ワンドゥ」の店舗への登場、参加型のイベントとして「ワークショップ」の開催、接客教育の見直しなど、ソフト面の充実を継続した。
さらに、店舗の戦略的なリニューアル、本社主導での商品発注支援や、SNSと連動した陳列など、商品戦略との連動を意識した施策の実行により、直営既存店売上高は0.4%増となった。
店舗開発戦略では、積極出店に伴い、直営店、FC店、卸取引、海外の多様な案件情報の一元管理を推進。
百貨店や駅ビル、話題性の強い商業施設への出店など、売上高および生産性の高い店舗へ出店をしているが、案件を精査したことにより、当初計画100店舗に対し、新規出店実績は、66店舗(直営店50店舗、FC店15店舗、海外FC1店舗)となり、2018年11月末における店舗数は1008店舗(直営店700店舗、FC店299店舗、海外FC店9店舗)となった。
利益面は、前年度に行ったシステム投資関連費用が増加。連結子会社の物流倉庫移転に伴う費用が想定以上となったこともあり、販売費及び一般管理費合計の売上高比率は前期比で0.5ポイント増えた。
2019年11月期通期の連結決算は売上高725億円(2.5%増)、営業利益17億5000万円(5.4%減)、経常利益18億5000万円(6.5%減)、純利益7億2500万円(9.2%減)を見込んでいる。
決算 最新記事
一覧最新ニュース
一覧-
- 賃上げ2024/ゲンキー正社員平均5%アップ
- 04月26日
-
- 大戸屋/「そよら横浜高田」に新店舗オープン
- 04月26日
-
- イオン九州/長崎県の医療介護施設に無人店舗5/1オープン
- 04月26日
-
- 吉野家HD/ラーメン店向けめん・スープ製造の宝産業を買収
- 04月26日
-
- 西武グループ、野村不動産/「軽井沢千ヶ滝地区」を共同開発
- 04月26日
-
- ニトリ/中国95店舗目「福州倉山愛琴海店」オープン
- 04月26日
-
- SHEIN/キャッシュレス決済「PayPay」導入
- 04月26日