イオン/10月はイオンリテール既存店4.7%増、ハロウィン企画・NB品値下げ奏功

2025年11月10日 17:06 / 月次

イオンが発表した10月度の主な連結各社の月次売上高によると、既存店売上高(前年同期比)は、総合スーパーのイオンリテール4.7%増、イオン北海道1.3%増、イオン九州3.0%増となった。

スーパーマーケットでは、マックスバリュ東海2.4%増、フジ1.1%増だった。

CVSのミニストップは7.3%減。専門店ではキャンドゥ1.5%増、コックス2.7%減、ジーフット8.5%増となっている。

<主な連結各社の10月売上高前期比伸び率一覧>

業態 社名 前年同期比
全店 既存店
GMS イオンリテール 5.5%増 4.7%増
イオン北海道 7.9%増 1.3%増
イオン九州 2.5%増 3.0%増
SM マックスバリュ東海 3.1%増 2.4%増
フジ 1.5%増 1.1%増
CVS
専門店
ミニストップ 9.5%減 7.3%減
キャンドゥ 4.1%増 1.5%増
コックス 2.1%減 2.7%減
ジーフット 3.9%増 8.5%増

10月は月度後半から気温が下がり、衣料品の季節商品が好調に推移した。イオンモールでは、ハロウィンに合わせて子供たちと一緒に買物を楽しめるよう、今年初めて「ピニャータクラッシュ※パーティ」を開催するなど、さまざまな企画を展開。イベント性を高めることで来店促進を図った。

※紙で作られた型枠の中に好きなものを詰めて、それを上から吊して棒で叩いて割るゲーム。ピニャータとは、メキシコのお祝い事によく使われる日本のくす玉のような物を指す。

各種商品の値上げにより家計負担が増す中、トップバリュでは10月1日より生活必需品の食料品や日用品の一部を値下げし、対象商品の販売が伸長。さらに取引先と協業し、配送形態の見直しや工場稼働率の向上によるコスト削減を進め、10月20日から26日までの期間限定で、お菓子、飲料、加工食品、日用品などナショナルブランド(NB)商品の値下げを実施している。

総合小売事業のイオンリテールでは、気温の低下に伴い秋冬物衣料品や医薬品、鍋関連等の販売が伸びたことで、既存店売上高は8カ月連続で前年を上回った。

食品分野では、イタリアから直輸入したワインやオリジナルスイーツ・総菜など、過去最多となる約720品目の商品を取りそろえた「イタリアンフェア」が集客・購買につながり、直輸入商品だけでなく、メニュー提案をした水産の素材関連や、デリカのピザ等が大きくし伸長。既存店の食品売上高は38カ月連続で前年実績を超えている。

なお部門別では、グロサリー、デイリー、畜産、水産、食品専門店「カフェランテ」が好調。秋のお出かけ需要に対応した化粧品や調剤の販売が伸び、ヘルス&ビューティケア部門は、8カ月連続で前年の既存店売上高を上回った。

また、イオンスタイル大日では、売場環境を刷新した新たなグラムビューティーク売場の実験検証を開始している。

イオン/9月はイオンリテール既存店1.5%増、オクトーバーフェストなど企画奏功

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