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ジャパンミート/8~4月、スーパー事業増収減益に

2019年06月17日 11:10 / 決算

ジャパンミートが6月11日に発表した2019年7月期第3四半期によると、売上高832億6500万円(前年同期比2.4%増)、営業利益36億2200万円(0.4%減)、経常利益37億1600万円(0.1%減)、親会社に帰属する当期利益22億2600万円(0.5%増)となった。

<ジャパンミートのホームページ>
ジャパンミートのホームページ

スーパーマーケット事業、その他の外食事業の既存店の業績が概ね順調に推移したこと、その他のイベント関連事業において「肉フェス」「餃子フェス」が計画通り開催できたことにより、売上高は増収となった。

SM事業の売上高は801億1800万円(2.4%増)で、新規出店した4店の開店費用や店舗改装に係る費用が影響し、営業利益は33億1200万円(1.4%減)となった。

2019年5月からグループ入りしたタジマの株式取得関連費用が影響し、営業利益・経常利益は減益となった。

SM事業は、大型商業施設内店舗「ジャパンミート生鮮館」、関東圏単独店舗「ジャパンミート卸売市場」、北関東で展開する地域密着型店舗「パワーマート」、東京都内を中心に展開する業務用スーパー「肉のハナマサ」などを展開している。

いずれの店舗も、来店客が楽しんで買い物ができる店づくりを目指し、グループの強みである精肉部門を中心とした生鮮各部門と一般食品から惣菜にいたるまで、それぞれの部門が商品力・技術力に磨きをかけ、お客のニーズにあった値頃感のある商品展開をすすめ、より安心・安全な商品を提供できるよう、努めた。

商品の販売は、特定の商品を大量に陳列し、値頃感がある商品をお客へアピールすることで購買意欲を高める「異常値販売」を定期的に実施するほか、グループ各社で開発した商品を共有し販売を行うことで、販売点数と商品の仕入力の向上、採算の安定につながるよう努めた。

加工物流センターでの大量かつ効率的な精肉加工、商品供給を行うことで店舗オペレーションを安定的にサポートすることに加え、店舗内においても必要に応じて精肉加工を行い、売れ筋に対応した商品の速やかな提供により販売機会のロスを削減するなど、戦略的、効率的な販売に努めた。

商品の仕入は、加工物流センターにおける大量備蓄機能を活用することで、食材価格変動の影響を受けにくい商品仕入体制を構築し、採算の安定と商品在庫の確保を図った。

店舗の状況は、2018年11月に「Hanamasa Plus+」東武練馬店(東京都板橋区)、12月に「肉のハナマサ」大久保店(東京都新宿区)、「肉のハナマサ」新日本橋店(東京都中央区)、2019年4月に「Hanamasa Plus+」綱島店(神奈川県横浜市)を開店した。

2018年12月に「肉のハナマサ」つくば店(茨城県つくば市)の運営方法をフランチャイズから直営に変更した。期末のスーパーマーケット事業の店舗数は82店になった。

通期は、売上高1100億4100万円(1.6%増)、営業利益46億8600万円(5.3%増)、経常利益47億5000万円(4.5%増)、親会社に帰属する当期利益27億4200万円(1.1%減)を見込んでいる。

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